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外道記 改 19



                        19


 勤務を終えた俺は、電車に乗って、隣の市に向かった。コンビニで食料品を買い求めてから、事前に予約を取っていたレンタルルームに入り、ある男の到着を待つ。待っている時間中、菓子パンを貪りながら、今日発売の週刊誌に目を通した。

――本誌記者が直撃!十八年前の同級生殺害事件の加害者少年、衝撃の現在!

 近頃、インターネットの匿名掲示板で密かな話題となっているニュースがある。十八年前、都内の中学校で、一人の女子生徒が、同級生の男子生徒に、刃物で全身三十か所を刺されて殺害された事件。猟奇的な殺害方法と、振られた逆恨みという身勝手な動機から当時大きな話題を呼んだ少年事件であったが、その加害者少年Aが、S県の運送会社で働き、家族と幸せに暮らしているといった個人情報が、ネット上に流出したのである。

 元殺人犯に家族がいて、普通に働いているというだけで、騒ぎになったりはしない。Aは社内でも責任ある立場にあったそうだが、年齢的に違和感のない中間管理職である。その昔、Aと同じく少年時代に人を殺めた少年が、出所後に勝ち組の象徴である弁護士となって社会復帰し、地元の名士として声望を集め、裕福な暮らしを送っていたことが世間の顰蹙を買い、Aと同じようにネット上に個人情報が流出して弁護士を廃業に追い込まれ、社会的な制裁を受けるという事例があったが、そういう例外的なケースとは違う。

 更生した元少年院出所者が仕事に意欲を持ち、責任ある仕事を任されようとするのなら、それは素晴らしいことであり、更生の成果といえる。あまりにも分不相応な成功を収めない限りは、個人の努力として平等に尊重すべきであろう。自分の過去を完全に隠した上でのこと・・というのなら多少気になるところはあるが、家族と幸せに暮らしていてもいいはずだ。被害者遺族に手紙を書いたり、送金を欠かさないなど、反省の態度は、珍しいほどしっかり見せていた方である。

 なぜ、模範的な出所者ともいえるAの個人情報が流出し、それがネットユーザーの顰蹙を買って拡散される「祭り」が起きてしまったのか?加害者少年は、勤務する運送会社において、部下である派遣社員に、日常的なパワハラを行っていたからである。以下は、職場で実際にAのパワハラを受け、Aに対抗するために労働組合を結成したK氏からのインタビューである。

――酷かったですよ。派遣を人間として見てなかったですからね。彼は派遣が、正社員である自分たちと同じモチベーションで働かないのが不満だったみたいですが、そもそも派遣って、そういうものじゃないですか。それを殴る蹴る、死んでしまえと罵る・・。一人だけ大昔の奴隷労働の時代にタイムスリップしてたって感じでしたね。偏見は良くないですけど、昔、人を殺したことがあるって聞いて、正直、納得しちゃいました。やりかねないなって。

 K氏が中心となって結成された労働組合の活動の一環として、Aが勤務する倉庫の所在地周辺にばら撒かれたビラ。タイミングからすると、どうやらこれが、Aの命取りになったようだが、Aの職場での態度が昔からだとするなら、過去にAにイジメられた人物が、たまたまこのタイミングでAの過去に気が付き、ネット上に情報を流したのかもしれない。いずれにしても、自業自得、身から出た錆によって、Aは職場で孤立し、非常に困難な生活を余儀なくされているようである。

 本誌がこの話題を取り上げたのは、加害者少年Aを、社会的に抹殺する目的ではない。筆者も一人の労働者であり、組合員の一人でもあるが、Aにひどい仕打ちを受ける、弱い立場の派遣労働者を守ろうという義憤にかられたわけでもない。

 本誌が、曲りなりにも更生し、社会人として真面目に働き、家庭を築いて生きている一人の三十二歳の男の人生を破滅させる恐れがあるのを承知で、今回の記事を掲載したのは、十八年前、同級生の女の子の命を無慈悲にも奪った少年Aが、今また、ひとつの新しい重大事件に関わっている可能性が浮上したからである。

 重大事件というのが、東山の女房が失踪したことを指すのは、この先を読むまでもなかった。週刊誌も凄いが、もっと凄いのは、「ネット探偵団」の仕事の早さである。俺と桑原が、東山の女房の死体を片付けたのは十日前の話だが、俺がチェックしていた限りでは、その三日後にはすでに、ネット上では東山夫人の失踪疑惑が囁かれていた。週刊誌はその情報を元に動いたのであろう。

 ネット上で個人のプライバシーを侵害するような情報を垂れ流すのは、一日中家にいて暇なニートや、既婚女性を略して「鬼女」などと呼ばれる専業主婦と言われているが、彼、彼女らに目をつけられた人間は、一巻の終わりだ。東山のような元殺人犯でなくとも、SNSなどで薬物や軽犯罪行為などを自慢している連中や、酷いときには掲示板上で煽り行為を繰り返し行っていた程度のことでもターゲットにされ、会社をクビになったり、通っていた大学を退学に追い込まれたり、交際相手と破局に追い込まれたりなど、大きな損害を受ける。平均以上の人生は、まず破壊されるのである。

 ネット上に流出している東山の個人情報のテンプレには、近頃自主的に、東山のボディーガードを務めている桑原のことも、いつの間にか追加されていた。「ネット探偵団」がターゲットの自宅を直接訪れる、突撃を略した「凸」を仕掛けてきた連中と、桑原とのやり取りが、ユーチューブなどの動画投稿サイトにUPされていたのである。

―――んだこらてめぇ!東山先輩にちょっかい出す野郎は、ぶっ殺してやっぞ!

 金属バットを振り上げて、動画の投稿者を追いかけていく桑原の様子を見て、動画のコメント欄には、「こんなDQNを子分にしてるのか。やっぱ全然反省してないんだな」「社会悪なんだから、どんどん晒して潰せばいいっしょ」「あーこれ見て同情する気まったくなくなったわ」などといった、視聴者からの批判的なコメントが寄せられていた。東山を守るつもりが、桑原自身が、東山の評判を余計に落としてしまったのである。

 東山の事件は、当時あらゆる媒体で紹介され、事件のあらましをまとめた本も発売されていたが、そうした過去の文献を元に、掲示板には東山の悪行だけではなく、東山の善行、すなわち中学時代に取り組んでいた校外活動であるとか、イジメ撲滅組織「君を守り隊」の活動についての情報も書き込まれてはいた。

 ただ、やはり「善行」といっても、そのやり方があまりにも独りよがりで、他人の迷惑を鑑みないものであったことの方が全面に押し出されており、東山はアスペルガーなどの発達障害者だったのではないか、山里愛子を殺害したのも、やはり独りよがりな思い込みだったのではないか、という意見が大半を占め、けして東山を擁護する方向には働いていないようだった。

 東山と「生存競争」を繰り広げていた当の本人である俺のことについては、まったく取り上げられる向きはないようであった。事件についてまとめられた本は俺も読んだが、東山への「イジメ」について、「中心となっていた一人の少年がいたようだ」との記述があり、俺がもともと別の知的障碍者の生徒をイジメていたことをキッカケに「君を守り隊」が結成されたという経緯についてまでも調べられていたようだったが、当時、俺に直接取材が行われるようなことは、結局一度もなかった。

 自分がイジメられていることを認めたくなかったからだろうが、そもそも加害者である東山本人が、取り調べや裁判において俺のことをあまり問題とすることもなかったため、当時、俺の存在が大きく浮かび上がることがなかったのだ。

 学業もスポーツでもパッとしない。他人の印象に残るような風貌でもない。東山との「生存競争」以外の場面では、そんなに面白い事ができたわけではない。もしかしたら、「生存競争」の中心人物は、俺ではなく別の誰かだと思われていたのかもしれない。何一つ取り柄もなく、影も薄いことが、この点に限っては良い方向に働いたといえる。

 週刊誌の記事の内容は、それから東山夫人の両親への取材結果に続いていた。俺も一度、家族団らんの風景を目にしたことがあったが、家庭での東山は、職場での暴君ぶりが信じられないようなマイホーム・パパで、東山夫人の両親にとっても、東山は自慢の婿であったようた。東山夫人の両親は、実の娘を殺害した疑惑が浮上している東山を一言も責めず、ただ、東山に大罪を起こした過去があったことなど、到底信じられないとコメントしている。

「信じられないっつっても、実際、あんたらの娘も、アイツがやっちゃったんだよなぁ・・・・・」

 最後まで読み終えたところで、来客が、部屋のドアをノックした。俺は、ポケットに忍ばせた護身用のスタンガンのストッパーを外し、来客を迎え入れた。

 緊張の一瞬。もし、来客がいきなり俺に襲い掛かってくるようであれば、俺は来客の首筋にスタンガンを押しあて、一撃でダウンさせる。首筋じゃなくても、身体のどこか、服の上から触れても効果があるように、ハイパワーの九十万ボルトスタンガンを買ってきた。

 それでも、あの化け物に勝てるかはわからない。ヤツもまた同じように武器を持っていたら、俺に勝ち目はない。最悪、ここで命を失い、すべての計画が潰えてしまう未来も想像した――が、目の前に現れた来客の様子を見て、すべての危惧は霧消したことがわかった。

 来客――東山の足取りは幽霊のようで、瞳はトマトのように充血し、頬骨が浮いて顎が鉛筆のように尖り、顔色は全体に黒ずんでいた。二十代前半のころ、養女に精液を振りかけた事件で留置場に入った際、薬物中毒者を何人も見る機会があったが、東山の様子は、彼らとまったく同じであった。とても人を殺せる状態には見えない。

 一応、ニット帽を被り、普段しないコンタクトで外見を変えているが、仁王の如き巨体は、否が応にも目立つ。週刊誌やネット住人の尾行に合っている可能性を考慮して、わざわざ隣の市のレンタルルームにまで、東山を呼び出したのだ。

「大丈夫かよ、おめえ。ちゃんと飯食ってるか?食わなきゃ力でねえぞ」

 東山はうつろな目を泳がせただけで、俺の問いかけに応えようとしない。

「まあ、あれだ・・・。疲れてるとこすまねえが、せっかく来てもらったからよ、この前言った、お前の”道”について、俺なりに考えたことを、聞いてもらいてえと思う」

 東山の予想以上の憔悴ぶりに内心戸惑いつつ、俺はスマートフォンを操作し、ある映像ファイルを起動した。

――いちごちゃん、おはよう。今日もドレスが似合ってるね。いちごちゃんにごはん、持ってきたからね。

 作り笑顔を浮かべながら、地蔵山の山小屋の中に入っていく、中学のジャージ姿の莉乃の姿。俺が東山に見せた映像とは、地蔵山でゆかりに餌付けをする、莉乃と唐津の様子を収めた動画であった。

「ここは、地元の地蔵山。知ってるだろ、俺がお前に首絞められて殺されかけた山の、登山道だ。登山つっても、電気屋が頂上にある電波塔の点検に行くくらいにしか使われてねえみたいだが、途中の山小屋っつーか、物置みたいなとこに、女のホームレスが住み着いててよ。莉乃と唐津が定期的にそこにやってきて、おばさんに食料をやってるんだ」

 画面に映し出される、赤いお姫様ドレス姿の老婆、ゆかりを、食い入るように見つめる東山。莉乃が山小屋に入ってからは、俺は入り口から手だけを伸ばして撮影をしているため、ゆかりは俺に気づいてはいない。

――いちごちゃん、今日はいちごちゃんと、お人形さん遊びをしようと思って、私が小さいころ遊んでた、バービーちゃんを持ってきたの。いちごちゃん、どっちか好きな方を選んで。あっ・・・鼻水拭くのに使っちゃ・・・・いいや、それ、あげる。

――いちごちゃん、もうそろそろ夜は冷えるから、よかったら、これ着てください。

 ゆかりに玩具や防寒着を与える莉乃と唐津の姿は、一見、弱い人間を思う、心暖かい青年の姿に見える。だが、奴らの行動には、一つ大きな落とし穴がある。

「コイツらがやっていることを見て、おかしい点があることに気づかないか?ホームレスに餌付けをするのは偉いことみてえだが、本当にこのおばさんを思うのなら、行政とか、民間の支援団体とかに連絡すりゃあいいだけの話だ。そうした方が、より良い環境におばさんを移してやれる。なぜ、こいつらは素人のくせに、こんなボランティアごっこをしていると思う?唐津は己のヒロイズムに酔いしれるため。莉乃は若い恋人の唐津に、自分の優しさと甲斐甲斐しさをアピールするためだ。うろ覚えだが、この話をもっと大々的に広めて、ネットかなんかにアップして、就職の面接のときの自己アピールに使おうとか言ってたような記憶もある」

 何も喋らず、質問もせず、スマートフォンの画面に釘づけになっている東山に、俺は一方的に解説を続けた。

「これが、お前を偉そうに叩いてたやつらの正体だ。偽善のために弱者をおもちゃにするこんな奴らが、中学時代、イジメ撲滅のために心血を注いで活動していたお前のことを、悪魔みたいに言っていたんだ。まあ、酷い話だよな・・・」

「・・・・・・」

「まあ、その、なんだ・・・。自分でもわかってると思うが、お前がこの先、まっとうな人生を取り戻すっつーのは、正直、厳しいと思う。お前がどんだけ反省の態度を表したとしても、世間はもう、まともな目じゃ見てくれねえ。世間に面が割れちまった以上、再就職も難しいだろう。美織ちゃんと一緒に暮らすのも、まあ、無理だろうな・・・・」

 東山の肩が震え、真っ赤に染まった瞳から、大粒の涙が零れ落ちた。人生の破滅。俺から言われなくても、毎日ネット住人からの嫌がらせを受けている本人が一番、痛感していることである。

「それでもお前が、どこか遠くの場所で、一からやり直したいってんなら、止めはしねえが・・・。俺がお前の立場だったら、もう真面目に生きててもしょうがねえと諦めるけどな。。ネット風に言えば、今さらハードモードからニューゲームするよりも、自分のこれまでの人生にケジメをつけて、とっととあの世へ行く道を選ぶと思う。そんとき、ただで死ぬんじゃ、あんまりにも悔しいから、自分を苦しめてきた世間に対して、何らかの爪痕を残してから死ぬんだ」

 涙だけでなく鼻も垂らす東山に、ティッシュの箱を差し出してやる。

「お前が今の時点で、一番憎いと思ってるのは、もしかしたら、俺かもしれねえ。確かに、お前の人生が狂うキッカケを作ったのは俺だ・・・。だが、前にも言ったが、一歩間違えたら、俺たちの立場は逆になっていたかもしれない。あれは”生存競争”だったんだ。それに、一応俺は、自分のことを悪だとわかっている。お前が年少に行ったように、俺もシャバで、それなりに制裁は受けてきたしな・・・」

 このタイミングで、再び、禁断の扉を開いた。東山を刺激する、かなり危険な賭けに出ているのはわかっている。俺はポケットの中のスタンガンに、再び手を伸ばした。

「正義の味方であるお前を、こともあろうに悪人呼ばわりして、追い詰めようとしたヤツらがいる。世間はそいつらのことを、今どき珍しい、清々しい心の持ち主だと思っているようだが、そいつらは実は、自分が正義の味方だと思われるために、弱者を利用してるだけの偽善者だった。誰よりも正義を貫こうとしたお前が悪党呼ばわりされる一方で、下心しかない奴らが、正義の味方と思われ、就職もして成功を収めようとしている。人それぞれ、考え方も違うだろうが、お前がケジメをつける相手として相応しいのは、俺よりも・・・・」

 殺人教唆とならぬよう、慎重に言葉を選び、唐津や莉乃の名前は一回も出さないように気を付けながら、東山の気持ちを「誘導」していく。東山が「本懐」を遂げられるように後押ししてやる。

「こんなことでしか力になってやれなくてすまねえが・・・俺もお前のダチとして、せめてお前に、悔いのないエンドを迎えて欲しいと思ってる。お前が人生の最後に、すべてをぶつけられる相手として、今日、ひとつの例を示した。あとは、自分で考えてみてくれ。あと、これ、お前のこと書いてあるから」

 瞳から大粒の涙を流しながら、俺が渡した週刊誌の記事を貪るように読む東山を残して、俺は部屋を後にした。

 やれるだけのことはやった。あとは、東山がどう判断するかだけである。

 帰りの電車の中で、週刊誌の末尾に書かれていた、K氏こと唐津のインタビューを思い出す。

――Aの正体が明らかになってから、色々ネットで調べたんですけど、あの人中学生のころ、イジメっこを守るための活動をやってたんですよね?なんで元々はそんな正義感の持ち主だった人が、あんなパワハラをやっちゃうのか・・・。自分のやったことが報われなくて、百八十度変わってしまったんですかね。もし、僕と彼が同級生で、同じ学校に通っていたら、別の道があったのか・・・おこがましいもしれないですけど・・・なんか、悲しいですよね。

 唐津は、東山にもっとも言ってはならない言葉を口にしてしまった。戦士である東山にとってもっとも屈辱的なのは、罵倒されることではなく、憐れまれることである。俺が渡した週刊誌の記事を読んだ東山は、今ごろ激しい怒りに打ち震え、唐津に対する殺意の炎を燃やしていることだろう。

 莉乃をにんにく大魔人で仕留めなくてはならないのと同じように、唐津に対しては、東山を差し向けなくてはならない。

 俺は唐津という男の、ソフトの部分を憎んでいるわけではない。ソフトだけだったら、労働組合の活動において、最終的に俺を右腕とまで信頼してくれた唐津は、むしろ友達として仲良くなってもおかしくない、いいヤツである。唐津の心を傷つけても、俺の心の傷は癒えはしない。

 俺が唐津という男の中で憎んでいるのは、ヤツのハードの部分である。俺が寿命を十年削ってでも入れたかった莉乃のヴァギナに、硬くいきり立ったものを突き刺した唐津が、憎くて仕方がない。

 唐津が莉乃のヴァギナに、硬くいきり立ったものを差し込めたのは、ヤツの顔面の造形が良かったからだ。社会的地位は俺と同条件、性格が滅茶苦茶良いわけでも、特別面白いことが言えるわけでもない、それどころか、最初は莉乃のことをバカにしていたはずのあの男が莉乃に惚れられたのは、あの男の顔が良かったから、ただそれだけの理由である。

 たった一ミリ、鼻が高いだけ。たった一ミリ、目が大きいだけ。たかが一ミリだが、現代人にとって、それは一生ついて回る一ミリである。たかが一ミリの違いで、経験できる異性の数は一ケタ変わる。たかが一ミリの違いで、年収が百万は変わる。それが現代社会。ルックス至上主義の世の中に生まれた人間は、たった一ミリの違いに翻弄され続ける人生を送らなくてはならないのだ。

 俺に散々に辛酸を舐めさせてきたルックス至上主義の世の中に復讐するには、イケメンである唐津の顔面を破壊しなければならない。唐津の心を壊しても、唐津の勃起力までも奪うことはできない。唐津に対する復讐方法としてもっとも相応しいのは、俺から莉乃を掻っ攫っていった唐津のハードを、圧倒的な暴力よって粉砕することである。

 世間に対する俺の怨念を成就させるためには、にんにく大魔人だけではなく、東山も使わなければならない。俺と同じく、唐津によって純粋な想いを潰され、今ここで死んでもいいからやりたかったことを邪魔された東山ではなくては、俺の代理にはなりえないのである。
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津島 博行

Author:津島 博行
1987年4月3日生 男性
相互リンク歓迎します。

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