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陰キャのヒーロー 1


 他作品のレビューについては苦い思い出があるのですが、(まだこちらでUPできるかはわかりませんが)来月から新しい小説を書いていくうえで、ここで初心に帰る意味を込めて、私が憧れた「陰キャのヒーロー」について書いていきたいと思います。

 私の二十代前半のことについて書いた記事の方を読んでもらえればわかる通り、私はどちらかといえば暗い青春を過ごしてきた方ですが、「リア充」、もっと新しい言葉でいえば「陽キャ」へのコンプレックスというものは、微塵もありません。ここもまた、自分の彼女や、友達の多さ(震災のときに友達7人泊めたとかいう明らかに嘘とわかる写真をUPしていた)を自慢の種にしていたチンフェくんとの差異でした。

 そもそも、リア充という立場に固執するのなら、私は神山のいた専門学校を途中でリタイヤし、内定を辞退などしておりません。あの時代、私は神山以外の人間からは好かれていましたし、プライベートで遊ぶ友人もおりました。

 あのとき、神山と金澤が付き合うのをヘラヘラと眺めながら、私自身を心配しているのではなく、ただ単に、私に自分たちの和を乱されるのを心配していただけの連中に迎合し、「かこのいきさつをわすれて、おともだちのしあわせをすなおにしゅくふくする、さやわかなこころをもったおとこのこ」になったフリをし、「かれもかれで、じぶんのしあわせをみつけ、みらいへむかってあゆんでいく」というラストを受け入れなかったのは、「ピエロのような笑いものになり、神山と金澤のサンドバッグにされた憎しみに燃え、嫉妬に凝り固まり、神山と金澤を嬲り殺しにしたいと思っている」本当の自分でいたかったからです。

 痛みを我慢して得られたのは、私の本音を聞いてくれることもしてくれないともだち( )と、たかだか専門学校を卒業して入れる程度の会社の正社員の地位のみ。だったら、失うもののない身軽な立場となり、いつでも神山を殺せるという気構えでいつつ、自分にとってより大事な目標を見据えながら、ネットで好き放題自分の考えを書き散らす生活を選ぶという選択肢があってもいい。

 ・・・というのは、ずいぶん後になってから考えたことで、当時の私には、ただ今の苦しみから逃れたいという思いだけしかありませんでした。ただひたすらに救いを求め、そしてたどり着いた答えが、あの学校で得た成果をすべて否定し、あの学校で出会った人間をすべて恨みの対象とすることでした。

 苦しみの中で、私を導いてくれた光・・・それは、「陰キャのヒーロー」でした。世の中の「陽キャ」よりもカッコイイ、「陰キャのヒーロー」に憧れ、これから陽キャを目指すのではなく、「陰キャのヒーロー」になりたい、また、自身が作家となり、「陰キャのヒーローを描きたい」と思ったからこそ、私はいまの自由を手に入れられたのではないかと思っています。
 
 私が憧れた陰キャのヒーローには実在の犯罪者もいましたが、フィクションの登場人物もいました。彼らのおかげで、私は救われた。その感謝の気持ちも込めて、今回、漫画、映画、アニメ、ゲームの中から、それぞれ「陰キャのヒーロー」を紹介していきたいと思います。

 ちなみに、カテゴリの中から「小説」を除外したのは、私自身がそのジャンルで成功しなければいけないので、「ファン」という目線で見てはいけないと思ったから・・・ぶっちゃけ嫉妬です。たとえ先輩作家でも、今の状況で、小説という分野で成功している人を称えるのは苦しいです。

 まずはアニメ編から行きます。

 魔法少女まどか&マギカ


美樹さやか


 アニメでは美少女に描かれていますが、この子たちは実際にいたら絶対に可愛くない陰キャだろうな、と思います。

 回想ほむらや壮絶な生い立ちを抱えた杏子はわかりやすいですが、作中で唯一魔女化したさやかちゃんも、思考回路的にはなかなかの陰キャです。

 ・好きな相手と嫌いな相手で態度が変わりすぎ
 ・洞察力に優れたフリして、好きな相手(きゅうべぇ)だとコロッと騙される
 ・見守ってるだけで意中の相手が振り向いてくれると思っちゃう
 ・恋敵の子が筋を通して断りに来てるのに、この期に及んで自分が好きになったら男を不幸にするとか変に思い込んで何も言わない
 ・そもそも、そんな消極的な女なのに、わざわざモテ属性の男に恋をする
 ・老婆心で忠告してくれた杏子にキレイごとをぶつけて自己正当化
 ・完全に自業自得なのに拗らせまくってソウルジェム真っ黒


 自分を雁字搦めに縛っていくタイプで、辛い生い立ちもある意味割り切って逞しく生きている杏子とは水と油のような関係ですが、その対照的な二人が最期に運命を共にしたシーンは私が一番好きなシーンです。 

 考え方も違うし、性格も違うし、生い立ちも違うし、これまで散々いがみ合ってたけど、一緒に行ってやるよ。一人は寂しいもんな。

 これまで対立していたのが最後の最後で和解、といえば「明日のジョー」のジョーと葉子を思い出しますが、そもそもこういうパターンに私が弱いのかもしれません。(葉子の愛を受け入れ、それでも力石やカーロスとの友情に殉じにリングに向かうジョーが最高にカッコイイ)。


 新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ

シンジ



 「範馬刃牙」と並び、見ていて不快になる主人公の二大巨頭でしょう。

 バキが不快なのは「主人公なのに一番魅力がない」「のくせにやけに偉そう」なのに対し、シンジくんが不快なのは、

 ・親への反発心にかたまっているが親への劣等感と承認欲求も人一倍
 ・言いたいことをはっきり言わずにグズグズグズグズ
 ・ちょっと煽てられると調子に乗ってポカをやらかす
 ・身勝手な女どもにいいように言われたい放題
 ・結局、女を性処理の玩具に使ったり、ぶん殴る(エヴァ越しに)ことでしか反撃できない
 ・僕がやらなきゃと思って頑張るけど最後はやっぱり何にもできない


 ようするに、男の弱いところの集合体みたいなヤツで、自分の中にもあるそれを言い当てられているような気がするからではないかと思っています。

 正直、カッコよさという要素はゼロですが、こういう人物が社会現象になり、ある意味世間に受け入れられたという面では「ヒーロー」であり、悩んでいた当時の私を救った面もあったのではないかと思っています。
 
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No title

陰キャのヒーローというものは物語では必要な人物ですよね。
皆が皆陽キャラでは話に深みがなく面白くないでしょうね。
敵キャラも主人公よりも人気があったりしますよね。
アニメによって自分と似ているキャラクターに共感することにより前向きになれる要素はあると思います。
闇の世界を描いた作品は誰にでも受け入れられるものではないですが人によってはなくてはならない作品でしょうね。
もちろん明るく元気なジャンプ系の作品も勇気をもらえるものだと思います。

No title

seasky  さん


 誰にでも受け入れられるものではないんですかねぇ・・。

 ジャンプの主人公はさすがにちょっともうキツイですね。最近のものは読んでないので記憶にある限りですが、白米やバニラのような感じで、もちろんまずくはないものの強烈に訴えかけてくるものではないです。結局、彼らは人としてアクがないんで、ある程度の年齢にいくとオンリーワンの存在ではなくなってきてしまうんでしょうね。

 話が進んでいくにつれて合理的なサイヤ人の本性が表に出てくる悟空とどんどん人間味を増してくるベジータの考察とかは面白いですけどね。

お久しぶりです。

陰キャのヒーロー、所謂ダークヒーローと言うヤツですね。ダークヒーローにも色々あって、強くないとか、正しくないとか色々あります。
ま津島さんが挙げられたのは所謂弱いヒーローでしょうか。まどマギは見てて気分が悪くなるので嫌いでしたし、碇シンジはヒーローではないと思ったんですが…個人的にはエヴァのヒーローはレイのほうが近いかなと思います。と言うかまどマギとエヴァにヒーローはいないと思います。破滅的な作風ですし、キャラもかなり陰の部分が多いキャラが大半ですし。

しかしそういう陰キャラが少なくない魅力があるのはわかります。制作者的にも「正しいヒーロー」は寧ろ動かしにくいと言う側面があって、こう言った人物は何でもできるので作者の思い入れが強くなるのではないかと思います。

No title

GGI さん

 まあスカッとした活躍をするばかりがヒーローではありませんからね。強い心で悪人をバッタバッタ倒すヒーローにウンザリしたらエヴァやまどかを見るのがいいと思います。次からは弱いヒーローではなくそもそも極悪人であるヒーローをあげたいと思います。

 現在連載中の小説の方ご覧になってくださっていたら一話だけでもコメントくれるとありがたいです。いまはこうした記事を書いていますが来年できるとしたらしばらくは創作発表のみになるので・・・。

不謹慎ですが確かに犯罪者でもカッコいいと思ってしまう人はいますね。
仮に犯罪を起こしてしまったら出来るかわかりませんがあの人のような態度でいたいと思う人はいますね。
アニメで美少女描かれている陰キャは実際にいたらブサイクなのは間違いないでしょう?
ブサイクに描かれていた誰も共感しなくなってしまいますからね。
いくら陰キャとはいえある程度の人気がないと盛り上がりませんから…
正義より悪のほうが場合によってはカッコよく見える時もありますからね。


No title

まっちゃん さん

 犯罪者でいえばやはり私は宅間の孤高さに憧れますね。生活の安定、セックス、己の見栄という目的以外では一切他人を必要としないあの姿勢は素晴らしい。リア充という立場への劣等感も見受けられない。暴力はいけませんが、少なくとも、自分が独りぼっちであることを気にしてグジグジと便所飯を食っているよりかはマシだと思いますね。

 アニメでは美形に見えても、この性格は実際にいたら美形じゃないなという風にみるとまた見え方も変わるし共感できるようになりますね。

 
プロフィール

津島 博行

Author:津島 博行
1987年4月3日生 男性
相互リンク歓迎します。

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