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私が求めているのは読者だけ

チンフェ




 前回述べたように、このサイトを開設した初期において、私はまだ小説で世の中に認められたいという思いも確固たるものではなく、承認欲求だけで動くチンフェくんとほとんど変わらない状態にありました。

 そういう、まだ自分が固まっておらず、迷いのあったころの私にシンパシーを感じ、コメント欄ではなく、私とメールをして、個人的なやり取りを望まれるという方が、当初は何人かおられました。また、個人的なやり取りこそしないまでも、コメントの中で、私のことを「友達だと思っている」「同士だと思っている」ということを言ってくる方もおられました。

 しかし、彼らとの関係はすべて、消化不良の形で終わってしまいました。

 私という人間を、「自分に似てる」という理由で私と接してこられたのに、なぜ、彼らとの間柄はうまくいかなかったのか。それは、彼らが全員「自分のことしか話さない」からでした。

 本当に、自分のことしか話さない方が多かった。自分がどれだけ苦しい思いをしているか、自分がどれだけ可哀想かを伝えるのが第一で、私のやることにはあまり関心を持ってもらえないし、友達という形でやり取りを望んでいる割には、私と趣味を合わせようということもせず、自分が何が好きかを伝えることばかりに必死である。

 中には私のブログの方に、感想コメントを書きこんでくれた方もおられたのですが、比率としては明らかに自分語りの成分の方が多く、発信する側と受け取る側の関係性がまるで逆転してしまっていました。

 私のことを、「友達」「同士」「自分と似てるな」だと思っていただく、このこと自体については、私は大変結構なことだと思います。私自身、これは面白いなと思った作品に出会ったとき、その作家の経歴が自分に近ければ近いほど共感しますし、その作家の作品をこれからも追いかけていこうと思います。

 ですが、その作家に人生相談をしたりはしませんし、自分がどれだけ辛いかをわかってもらおうとは思いません。なぜなら、それはその作家が望んでいることではないからです。作家が望んでいるのは、自分の作品を、できれば新書で買ってくれる、ただそれだけだからです。

 現在もそうですが、当時の私は、そこまで極端には考えていませんでした。私を友達と思って、友達としてやり取りを望まれるのも結構。ただ、それならもっと私という人間に興味を持ってもらいたい。そして、ウジウジウジウジ辛いことばかり語って、傷をなめ合っているばかりが能ではなく、これから会って遊ぶとか、前向きな方向に話を進めていきたい。

 結局のところ、相手が何を望んでいるのか、相手のやりたいことは何なのかを考えてもらえるか、 ということだと思います。それをはっきり言ってこなかった私も悪かったのかな、と思います。

 なので、開設3年目くらいからの私は、ブログ上で、ただ単に思いついただけのような記事を書いたり、趣味や他の作品のレビューを書いたりするのは避け、こちらの方は自分の作品や、犯罪者の考察を発表するだけの場にして、読者さんとの「慣れ合い」の成分を薄めてきました。

 その結果、このサイトには、私は友達探しをしているわけでもなく、心のキレイな人間になりたいのでもなく、ただ、小説で世の中に認められたいのだと知っている方だけが、コメントをくださるようになりました。

 私は「作者」と「読者」という関係を、非常に気に入っています。

 作者が書いたものを読みたいと思ってくれる方が、読んだ後に、何かを返そうと思ってくれる。それに答えて、作者はまた面白いものを書こうと努力する。私はこれ以上の関係はないと思っていますし、だからこそ、チンフェくんのように、掲示板のようなところで自分の情報をばら撒くのではなく、ちゃんと自分の場所を作って、そこを拠点に、創作発表ということを軸に活動を行っています。

 当初において、私の思いはまだ中途半端でしたが、活動開始から五年を経て、決意のほどは徐々に、徐々に固まってきました。それに呼応するように、ろくにコメントもしないのに「俺は読者だ神様だ!」という態度を取られる方は減り、マナーを守って書き込んでくださる方の割合が増えてきました。

 しかし、固くなるというのは、一面、危険なことでもあります。柔らかいゴムボールを下に落とせば弾んできますが、硬い石を落とせば割れてしまうこともあるように、「固い」というのは、「傷つきにくい」とはいえますが、一歩間違えば、跡形もないほど粉々に砕けてしまうこともあるからです。

 ちょっとやそっとのことでは動じなくなったと感じる反面、大爆発して人生そのものを終わりにしてしまう危険は増幅してきたような気はしています。これについては、また詳しく書きます。
 
 ちなみに、私と個人的なやり取りを望まれる方も、みんながみんなうまくいかなかったわけではありません。私とメールアドレスやスカイプアカを交換してうまく行ったのは、全員20代の女性でした。

 男にとって、若い女というのは、ただそれだけで希望になります。若い女というだけでこちらが興味を持つ要件を満たしているため、趣味が合うかとか、向こうが自分に興味を持ってくれているかということが、さして気になりません。自分のことばかり語られていても、黙って聞き役に徹しようと思えます。

 キレイゴト抜きに、これが男という生き物の本質だと思うのですが、不思議なことに、(私と個人的なやり取りを望まれる方の中で)私に興味を持って色々聞いてきてくれる割合も、若い女性の方が多かったです。

 なぜか、相手に受け入れてもらうためのハードルの高い男性や、高齢の女性の方が、自分のことばかり語られて、若い女性の方が、自分語りをこちらが尋ねてくる範囲に留め、私を思いやったり、趣味を合わせてくれたり、私の望むもの(顔写真を見せてくれたり)してくれた。

  思うにそれは、私に接触してこられた動機が、「この人に自分を知って欲しい」ではなく、「この人のために何かしてあげたい」だったからでしょう。当時の私がこのように思ってもらえたことは本当に幸せでしたし、チンフェくんのようにイキがるのではなく、自分の弱さを前面に出したのはやはり正解だったと思います。

 妻を含め、当時、私に優しく接してくれた女性たちには大変感謝をしておりますが、現在の私は、サイトから「慣れ合い」の成分を薄め、私と個人的なやり取りを望まれるようなコメントには応じないようにしております(その要望も特に来ませんが)。

 私が今、こちらで求めているのは「読者」のみです。

 「読者」には男も女も、老いも若いもありません。社会的地位も関係ありません。ニートだろうが前科者だろうがウェルカムです。強いて言うなら、「返してもらったものの量」が、作者である私が感謝する量に比例します。

 「読者」とは、「ただ眺めている人」のことではありません。

 「読者」とは、私の書いたものを読みたいと思ってくださり、読んだ後に、何かを返そうと思ってくれる人のことです。

 プロであれば新書を買うことが一番のリアクションになりますが、今現在の私は、コメントという形でしかみなさんに何かを返してもらうことができません。

 ちゃんとした感想コメントをくださった方のご意見であれば、「俺は読者だ神様だ!コイツに何を言ってもいい」と、説教をされる方のご意見でも、読まずに消したりはしません(そういうことは、無垢な女子学生相手にやるから楽しいのであり、こんな足の短い三十路男を「自分色に染め上げちゃう♡」という発想は、ただ気持ち悪いだけだということには気付いてほしいですが・・・)。

 君のことはどーでもいいから、僕の(わたしの)話をきーて。

 本当にそれだけであれば、それは自分でブログを始めるか、お金を払って、キレイなお姉さんやカッコイイお兄さんのいるお店に行ってしてください。

 このサイトを、私の書いた文章を読みたいと思ってくれる「読者」の方とお話をする場としたい。

 それをできれば、来年も続けていきたい。

 それが私の願いです。
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No title

自分のことだけではなく相手のこととの会話のバランスが取れていれば関係は続いていくものだと思います。
自分のことしか話さないから上手く行かなくなってしまうのでしょうね。
自分の話を聞いてもらったのなら相手の話も聞いてあげる気持ちが大事ですね。
作者と読者という関係というのは友達関係ではないのでシンプルな関係性という気はしています。
小説を読んで内容に合ったコメントを書くということですからね。
俺は読者だ神様だ!という態度だけだと作者と読者の関係からは漏れてしまうのでしょうね。
20代の女性が男性や高齢の女性よりも自分語りは控えめにして相手に興味を持ってくれたというのは意外ですね。
心優しき若い女性はいらっしゃるのですね。
本当に幸せな経験でしたね。

No title

seasky さん

 基本的に、聞かれたことだけに答えていれば何の問題もないと思うのですが私と個人的なやり取りを望まれた方にはそれができない人が多かったですね。

 性別や社会的地位などで人を差別しないという点で、本当に作者と読者という関係は素晴らしいものだと思います。

>>俺は読者だ神様だ!という態度だけ

 まさに、こういう方のほとんどは「だけ」だったのが問題ですね。ちょっとは相手を立てたり、相手の望むものをあげれば、相手の聞く態度も違ってくるという発想がない。まともに社会に出たこともなく、人から好かれた経験も一度もないんでしょうね。

 当時の女性たちは今に輪をかけてコミュニケーションに難を抱えていた本当にまったくどうしようもないときの私によく優しく接してくれたと思います。あのまま続いてセックスの可能性があったのかはわかりませんが、そんなことも関係ないくらい感謝しています。
 

ネットの世界だから自分語りが出来るのでしょうね。
リアルな世界で自分語りや弱みを見せるのはなかなかできませんから…
確かに男に自分語りをされ人生の相談などされてもキモいだけだけど若い女なら許せますね。
まして外見がいい女ならある程度のわがままは許せますね。
外見で差別するのは良くないですがブサイクな女は許せませんが…
まぁ~男でも自分色に染め上げ自分の思い通りに動かせればいいですが、そこまで洗脳するのは難しいでしょうね。
プロの作家であればとにかく本を買ってくれれば作品の感想をくれなくてもどうでもいいでしょうが、アマチュアの作家には作品のコメントは大事ですよね。
今の状況だとかなり厳しそうですが、来年も津島さんの作品を読みたいですね。



No title

まっちゃん さん

 ネットの世界もですが、やはり電子機器を通すと人間豹変してしまうようですね。自分の苦しみを訴えられるのはいいんですがそこからまったく話が前に進んでいかないというのが苦痛でしたね。クッソどうでもいい傷のなめ合いとか、私の書いたものに何の関係もない議論しかしようとしない人とは女ともうまくいきませんでした。

 若い純粋な子ならともかく、私のような偏屈な男をどうして自分色に染め上げられると思ったのかが不思議ですね。折茂に付き纏われていたころならまだ「ワンチャン」あったでしょうが・・。

 もう12月も折り返し地点を過ぎましたが状況は大きく改善しているとは言えませんね。やっぱり「どうせなんだかんだ書き続けるんだろ」と舐められてる面もあるのかもしれません。

 実際、バトルロイヤルはもう辞めていますし、昨年はこちらで創作発表はしていませんし、今度辞めたらもう二度とかえってない意志を込めてこちらのコーナーは最終章と題しているのですが・・。
プロフィール

津島 博行

Author:津島 博行
1987年4月3日生 男性
相互リンク歓迎します。

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