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犯罪者名鑑 宅間守 9


たくまあ


 大阪池田小事件


 2001年6月8日、朝七時ごろに目を覚ました宅間は、自宅の布団に、火のついたタバコを落としてから家を出ました。以前から大家にちょっとした恨みがあり、その意趣返しに、うまく燃えてくれればいいな、というくらいの軽い気持ちだったそうですが、幸いにも火事にはならず、火は自然に鎮火したようです。

 近所の刃物屋で、凶器となった出刃包丁を購入した宅間は、カーナビに池田小の住所をセットして、「戦場」へと出発しました。車を走らせていく途中、宅間は道を歩く女性を殺害するなどの想像をしながら、「戦闘」に向けて、徐々にテンションを高めていきました。

 そのときにふと思い浮かんだのは、「よく考えると僕死んどったんじゃないか。たまたま助かっただけやないか、と思ったのを覚えているんです。飛び降りたときに。あの時死んどったんや。おまけの人生やないか、と」という考えでした。

 「自分は一度死んだ人間なのだから、何をやってもええんや」、という理屈ですが、他にも、「一度死んだ人間が、自分の人生をそんなに大切に考えるのはあほらしい」「自分が命を粗末にしているのだから、他人の命も粗末にしていい」、という風にも考えられ、宅間にとっては、犯行を正当化するに十分な理屈になりました。

 私も一時、自殺という選択を真剣に考え、自分の身体を破壊しようとした経験のある者として、宅間のこの考えを、一概に「身勝手」と切って捨てられないところがあります。事件を起こして逮捕された後、宅間の元には、「そんなに死にたいなら、勝手に自殺していればいいだろ!」という声が多数届いたことでしょうが、宅間にしてみれば、「ワシだって死のうとした」という話だったでしょう。「もう一度飛べよ」とは、私にはとても言えません。

 犯行に一切の躊躇がなくなった宅間は、包丁が二本入ったビニール袋をぶら下げながら、大阪池田小の校門を潜りました。途中、教員の一人とすれ違いましたが、父兄だと思われたのか、軽く会釈をされただけで、怪しまれることもなく、宅間はそのままノシノシと歩きながら、校舎へと向かいました。

 宅間はできるだけ多くの命を奪うために、逃げ足の遅い低学年を襲うことを、最初から決めていました。宅間が用務員を務めた小学校では、低学年の教室は二階にあったそうですが、大阪池田小では、低学年の教室は1階にあり、玄関のように扉もあって、外から簡単に入り込めるような構造になっていたようです。宅間は外から見える教室のうち、たまたま教員が席をはずしていた教室に、土足のまま上がりました。

 父兄や教員の一人が入り込むように、いとも簡単に大阪池田小の校舎に侵入した宅間は、警戒心もなく、フラフラと近づいてきた女児を、さっそく出刃包丁で突き刺しました。

「終わりやな――」

 宅間は逃げ惑う児童、腰を抜かして立てなくなる児童を、次々に刺しまくりました。最初に入った教室の児童がみんな逃げて、数が少なくなると、次は隣の教室に移り、事態が把握できていない児童を、同じように、次々と刺しまくりました。

 宅間は凶行に及んでいるときの自分の感覚を、

「国家の命令で戦争してるような感じ。自分が悪いんと違うて。戦争は国の命令やから、冷静にみんな戦ってるでしょう。ああいう」

 と語っています。また、犯行中は無我夢中で、子供が騒ぐ声など、音が一切聞こえていなかった、とも語っていますが、これは 極度に集中力が高まったアスリートなどによく起こる現象です。とにかく異常な精神状態にいたということでしょう。

 やがて、二つ目の教室にいた女性教諭から連絡を受けて駆け付けてきた男性教諭の一人によって、宅間は取り押さえられました。そのときは悔しいというよりも、もう疲れたし、ずいぶん殺したからこんなもんでええやろうと、達成感のような気持ちが強かったといいます。

「あー、しんど」

 現場で最後にこう呟いた宅間は、通報を受けた警察によって現行犯逮捕、警察署へと連行され、史上まれにみる惨劇は幕を閉じました。

 死者は女子児童7人、男子児童1人、計8人に及びました。

タックマン


 
 宅間守名言集


 大阪拘置所へと移送され、被告人の身分となった宅間は、法廷で遺族を侮辱する発言や、あくび、貧乏ゆすりなど、反省の見えない態度を取り続け、一審で死刑が決まると、弁護団の控訴を自ら取り下げて、早々に死刑が決まりました。

 拘置所での宅間は比較的穏やかな毎日を過ごしたようで、七十五キロだった体重も八十キロまで増えていました。精神鑑定などにも積極的に応じ、笑顔もみせていたそうです。シャバでの悩み、煩いごとから解放され、一日三食、決まった時間に出てくる生活は、宅間にとって、案外快適だったのかもしれません。山地のケースなどもそうですが、「自由」を与えられることが、必ずしも本人にとって幸せとは限らないこともあります。

 父、武士もそうでしたが、宅間という男の言い回しは独特の味があり、言葉のチョイスなどもセンスがあって頭に残りやすく、非常に「聞かせる」催眠的な磁力があるように思います。それが社会正義として見たときに正しいかどうかはともかく、本人が自分の生き方を正当化する理屈には一応なっており、私は宅間という男は、少なくともけしてバカではなかったと思います。

 最後に、宅間が裁判所や拘置所で放った発言の中から、特に印象深いものを紹介して、波乱に満ちた怪物の「物語」を完結させたいと思います。




次に死ぬ事は怖くないとの事だが、正直、一番のワシにとっての快楽だと思う。
そりゃ、天神川の大ケガがなく、安定した又は、自営業でも、利は薄くとも安定した職でもあり、
ベッピンの嫁はんでもいたら、私特有の不快な思いをしながらも生きて、
むしろ普通の人間よりも死なないように、バイクの乗るのをやめたり、
他出来るだけ不慮の事故で死なないように気をつけて生きていたのではないかな。

しかし、大ケガの後遺症、シャバにいるやつ(数十人)への恨みから、早くおさらばしたい気持ちで一杯です。
今度生まれてきたら、金持ちのボンボンで、中の上の知能で3流私立医大へ行き、内科医になって、
トラブルで殺されたりしないよう気をつけて、ベッピンの女とセックスをしまくりたい。
まあ今生でもセックスはしまくったが・・・・・・

年間3万数千人、自殺するんですよ「ホンマは、宅間、死ぬのんびびっとるで」という人がいるとは思うが、
そしたら年間3万数千人の自殺は何なのだ。あんまりワシに憎まれ口を叩くな。
人の一生なんて、偶然的な心臓の連続鼓動でしかない、
人間なんか、いつ死ぬか解らんし、プツーと刺されたり、ちょっと殴られただけでも死ぬときもある。


これでよかったのだ。これで、私は、生まれて来たのが間違いだったのだ。
しかし、宝くじ3億当たっとたら、今回のブスブス事件は起こしてないよ。
やはり金なのかな、イライラカリカリしていても、温泉につかり、マッサージされて、
美人に酌でもしてもらったら少しはおだやかになれるだろう。
やはり、皆が言うように金だな、世の中は金、世の中は金。金があれば美人の嫁も買える。

犯罪者諸君は思っているのでないか、「宅間はバカだな、あんな事するんだったら、大口のタタキ5回出来るぜ」と、
しかし、強盗君よ、「おまえらとワシは価値観が違うのだ、成功すれば一億失敗すれば10年、ワシはそのリスクは困ります」

話変わりますが、あんな親から出来ていたら、こうなりまっせと言いたい。
ワシが悪いんじゃない、全て親が悪いのだ。その親の家のガラスが一枚も割れていないとは、ワシには理解できません。
ジロジロ見る奴、わざとイヤキチする奴、もううんざりです。

遺族は、国から7500万もらってホクホクですな。よろしいな、
自分の子供に保険金かけて、殺す親もいるのだから、転り込んだ7500万円よろしいな、もうワシは後、確定するだけです、

人生は、人にもよるが、60年、後は感覚も快楽感も鈍り、頭の回転がひたすら悪くなり、
現実的な死は70だ、女は現実的死は閉径だ。湯川なんとやらという歌手の歌で
「人生半分50で始まる・・・」とあるが、バカか、50やったら人生の7分か8分か過ぎているではないか、
100まで生きる人間もいるが、60から感性も体力もよぼよぼで、
70以後は、ただ惰性で大なり小なりボケて、臭い口臭をハーハーやりながら老害をまきちらして生きているだけではないか、

追伸
人生は昔も今も50だ。よく覚えとけ。


 非常に言いたいことがわかりやすく、内容はともかく、簡潔で明瞭ないい文章だと思います。酒鬼薔薇よりはよっぽど読ませる力がある。

 シャバにいるヤツ(数十人)への恨みとありますが、これが本当だとしたら、やっぱり「無差別大量」しかなかったのかな、という気はします。

 例えば恨みのある対象が一人だったとすれば、ただ単にそいつを殺せば済む話です。

 複数いたとしても、そいつらがまったく同じ集団に属していたとしたら、皆殺しにするのも比較的容易であるし、それが無理でも、「代表者」を一人殺すだけで、アイツが死んだのはお前のせいだという形でダメージを与えることができる。

 ところが、恨む対象が複数いて、それぞれは縁もゆかりもないというときには、皆殺しにするのはまず不可能で、「代表者」を殺害して、全員に罪悪感というダメージを与えるのも難しい。たとえば恨みのある父を殺害したとしても、まったく別の集団に属して、関係のない三番目の妻などは痛くも痒くもなく、「私関係なーい」で終わってしまう。

 私もちょっと真剣に考えてみたのですが、それぞれ別の集団に所属する複数の人間に「罪悪感」というダメージを与えるためには、無差別に、それもできるだけ社会的に弱い存在を殺して、「これはアイツらのせいだったんや」と後でコメントをする、という方法しかないようです。

 宅間は手記では「やっぱり父や三番目の妻を殺していればよかったかな」と後悔を見せており、「父と三番目の妻以外への恨みはない」と語っている資料もありますが、やはり宅間という男が人生をケジメをつける手段は、「無差別大量」しかなかったのかな、と思います。


コラッ雑民、コラッ二、三流大学出、コラッ下級公務員

コラッ大工、コラッ左官屋、コラッ職工、コラッ運転手

コラッ貧乏人、コラッ、ブスの嫁はんとオメコしている奴、

コラッ、ホームレス、コラッ借家住まい、コラッ団地

コラッ、マイホームやけどローンにあえいでいる奴、

コラッ自衛隊、コラッ二、三流職人、コラッ散髪屋

コラッコック・板前、コラッーコラッ雑民たちよ、

ワシを下げすむな、ワシをアホにするな

おまえらに言われたない、おまえらに思われたない、
お前らの人生よりワシの方が勝ちや。

処女と20人以上やった事、おまえらにあるか?

ホテトル嬢50人以上とケツの穴セックス、
おまえらやった事あるか?医者のねるとんパーティーに行って、
ベッピンの女、数人とオメコやった事、おまえらにあるか?
複数回、再婚やのに初婚とだまして結婚した事おまえらにあるか?
歩いている女、スパッとナイフで顔を切って逃げた事あるか?
ワシは全部、全部、おまえら雑民の二生分も三生分も
いやそれ以上の思いも、事もやったのや。おまえら雑民の
人生なんかやるより、大量殺人やって、死刑になる方がええんや。

コラッ ホームレス おまえら、何にしがみついているんや。
おまえらは、動物や。

ただ、死ぬのをびびって、生き長らえている動物や。
人間のプライドが、少しでもあるのやったら、無差別なり、又、
昔、不愉快な思いをさせた奴にケジメをつけて、懲役なり、死刑なりに、
ならんかい。ウジウジウジウジ、生ゴミ喰うてるのか。
何を喰うているのか、知らんが、おまえらは、動物や。

無差別に殺すまでは、せんでいい。
女の顔をスパッとナイフで切ってみろ、殺すより顔を切られる方が、
女によったら、ダメージが、あるし、殺したら、家族に金が入るけど、
顔を切っても金は、入らん。

顔を切れ 顔を切れ 顔を切れ 顔を切れ

 
 私が宅間の名言の中でもっとも好きなのが、この言葉です。

 私のサイトにも「説教厨」が多数出現しましたが、彼らが言っていることは、全部、「みんな辛くても我慢してるんだから、お前も我慢しろ!」ということでしかありませんでした。

 自分が上にあがる努力をするわけでもなく、どこかに助けを求めに行くわけでもなく、ただ単に「辛い現状を我慢している」なんてことは、自慢になるようなことでも何でもありません。どっちかと言えば「能無し」がやることです。それは本人も良く分かっていることで、結局、悪いことをしたヤツとか、愚痴を呟いているヤツを見つけて説教をし、自分の下位に置くことで、心の均衡を図ろうとしている。

 本当にさもしい、蛆虫みたいな惨めな奴らです。そんな奴らにグダグダ言われるほどは、宅間も落ちぶれた男ではないと思います。

 金もなく、女もできず、孤独のまま爺さんになるよりは、宅間のように、散々好き放題やって死んでいった方が勝ちではないかと、私も思います。そういう風に思わせる社会が悪いのです。

宅間被告、口笛を吹きながら入廷する
   ・・・どよめく法廷、
  裁判長 「静粛に!、被告は法廷では口笛を吹いてはいけません」
  宅間  「 こんな、結果のわかっとる、おもろない裁判に、、ひまなヤツらがようけ来て、、、あほやのお~」
  裁判長 「被告は許可があるまで、みだりに喋ってはいけません。わかりましたか?」
  宅間  「おう、座っちゃあかんか?」    
  裁判長 「立って聞いていなさい」
  裁判長 「判決の前に、被告は何か言いたい事はありますか?」
  宅間  「えー、発言してもよろしいか?・・・なら話すわ。まあ、まだ判決はでとらんのやけども、 もうすぐ出るし、わかっとる事やから、最初に言うとく。 どうも死刑にしてくれてありがとう!、裁判長さん。 感謝するわ!わし、もうはよう、死にたい思うてたから、ほんま助かる。やっと死ねるんやなーと思うとほっとしたわ」

 ・・・どよめく室内。「宅間ああ~、はよう、死ね!」「独りで死ね」等の怒号が飛び交う・・・
  混乱する法廷。怒号は収まらない

宅間 「おまえらに言われたない、お前らの人生よりワシの方が勝ちや」
  さらに混乱する法廷、怒号は収まらない
  宅間 「いわせてーな!」
裁判長 「静粛に!・・・被告は裁判を誹謗しないよにしてください。これ以上、不穏当な発言を続ければ
 退廷させます。いいですね」
宅間 「今のは、誹謗とか批判ではのうて、純粋のワシの心から出たほんまの気持ち。
 わかってもらわんでもええ。言いたい事はまだある。それは、殺してしもーた子供達にや!」
 ・・・混乱収まり、一瞬、どよめく室内。まさか?謝罪するのか?との期待感・・・
宅間 「わしが殺したガキどもは、わしの自殺の為の踏み台の為に、生きていたんやな!ほんま、感謝しとる。
 あのガキが8人死んでくれたから、俺が死ねるんやから 感謝せなあかん!死んでくれてありがとう!!
 でも、死刑になるだけやったら3人で十分やったな。残りの5人はおまけで感謝しといたる!」
  ・・・再びどよめく法廷内、怒号が飛び交う「宅間、しねええ」


宅間「あははははははは!ほんまおもろい!ワシは死ぬことびびってないで。
遺族にはなにもできへんし最高や!、世の中どんなに金かけてもワシに一瞬に
して殺されれば勝ちも負けもあらへん!。世の中は公平やない!。わしは世の
中の不条理をあのくそガキにわからせてやったんや。ワシみたいにアホで将来
に何の展望もない人間に、家が安定した裕福な子供でもわずか5分、10分で殺
される不条理さを世の中に分からせたかったんや、世の中勉強だけちゃう
ぞ!、とあのくそガキに一撃を与えたんや、死ぬ前に世の中の厳しさが分かっ
てよかったな、感謝せいよ。ワシはいままで散々不愉快な思いをさせられて生
きてきた、でも、今日は、ほんま ワシは気分がええわ。ワシを悩ませた糞親に
も嫁の家族にも迷惑かれてな!親戚に守がいますなんて 千年たってもいえへん
な!こんなケッタイなおっさんに一瞬や!ぶすぶす事件は、ほんま!、おもろ
い!、ほれでも、ワシはまだ満足はしてないで!」

・・・遺族は泣きながら退場者もでる。
裁判長 「被告は不穏当な発言を控えなさい!」
かまわず宅間は暴言を吐き続ける。
宅間  「人間なんて一瞬で死ぬんやで!。ワシの人生の幕引きの道連れに、
ガキが死んだだけや!、そやからワシには反省や申し訳ない気持ちはないし、
後悔もない!。しょうもない貧乏たれの人生やったら今回のこのパターンの方
がよかったんや。あるんは自分への後悔だけや!。なんで、幼稚園にせんかっ
たんやろ?、幼稚園ならもっと殺せたと今でもこんなんことばかり考えてしま
うんや、なんで、ダンプにせんかったんやろ、その方が数もいけた!。親父を
殺しておればもっと違う人生があったかもしれん、○○(元妻)の顔をあの
時、ズタズタにしてやればよかった。何でせえへんかったんやろと今でも、ほ
んま、後悔しとる。まあ、いずれにせよ、こんなひどい人生に終止符を打てら
れて、ほんま、幸せや!。死刑は、はようにしてな!、そや、裁判長、死ぬ前
日はうまいもんでも食いたいが、ワシ、うまいもん、食べれるやろうか!」
   ・・・混乱を極める室内。裁判長が退廷を命じる・・・

   宅間(引きづられなから) 
   「おい、こらっ、なにするんじゃ、離せ!、喋りよう途中じゃ、おい
    コラァ!!くそガキの親ども!○○××△△◇◇!(実際は被害者4    
    人の親の名前を連呼)、おまえらは、ほんなに偉いんか?、
    おまえらは、7500万円、もらってホクホクやな!。よろしいな。
    転がり込んだ7500万円よろしいな!。
    そやけど、おまえらのガキの8人分の命はワシ一人を殺して終わりの
    程度の価値やったんやぞ!
    エエ学校に行かせて偉そうにしとったから死んだんや!ガキどもが死
    んだ原因はおまえらあるんやぞーー!、せいぜい一生反省せいよ!、
    あの世でもおまえらの子供、追いかけ回して、しばき倒したるから
    な!
    あははははは!あははは!、こらおもろい、!こら、傑作や。」

  ・・・どよめく室内。 退廷・・・

(廊下から小さく)
  宅間 「わしが8人を死刑にすんのに10分かかっとらんのに、わし一人 
      の死刑に2年近くかかって随分、ご丁寧な事やのー!!」


 2ちゃんねるなどでは、「煽りスキル高すぎ」という書き込みもみられましたが、まったくその通りだと思います。幾つかの言葉は、拘置所の独房の中であらかじめ考えてきたのだとしても、法廷という舞台でこれだけ口の回る男はそういないでしょう。一流の脚本家が頭を捻って考えても、これ以上に人を地獄に突き落とすセリフを果たして生み出せるでしょうか?遺族にしてみたらたまったものではありません。自分の遺族の裁判だとしても、下手に裁判所まで見に行くのも考え物です。

 本当に私個人には遺族を愚弄する考えはまったくないのですが、紛れもない事実として、今から4年ほど前、宅間と同様に鬱のどん底にあり、食欲もなくなって死の寸前にあったとき、私に生きる力を与えたのは、「キレイごと」や、「温かい励ましの言葉」や、「説教」ではなく、宅間のような「悪の権化」が吐く、人を自殺に追いやるような強烈な言葉でした。宅間の言葉が、当時死にかけていた私の心に、砂漠の砂に水が染み込むように、瑞々しく入り込み、私に生きる力を与えてくれたのです。

 「バトルロイヤル」の連載当初、「宅間ファン」を名乗る女の子がよくコメントをくれていたのですが、閲覧数が伸び悩み、私が愚痴めいたことを書くと、「そんなことでプロとしてやっていけると思うのですか!」「右肩上がりにうまく行くと思ってるんですか!」「愚痴を吐かず、弱音を吐かず、書き続けてください!」とか、ありきたりな言葉で叱咤激励されて、なんかすごく残念な気持ちになったのを覚えています(その方はもうずっとコメントを書きにきてくれません。だから紹介した)。「それ宅間に言ったら激昂するか撃沈するだけだろう」と・・・(笑)

 やっぱり、同じ思いを共有した者にしかわからないんでしょう。どれだけ資料を読もうが、ファンを名乗ろうが、「あっち側」を覗いたことがない人間には、宅間のことを本当に理解することはできないんだと思います。

 一度死にかけて、恨みのあるヤツを八つ裂きにして殺したいと思った人間――宅間は何というか知りませんが、私は彼を「命の恩人」だと思っていますし、「絶望友達」だと思っています。

 ここまで書いて冥福を祈るというのも白々しいですが、本当に被害者や遺族を侮辱するつもりはありません。 しかし・・・。宅間の行為を「称賛」するわけではないのですが、気持ちはわかりますし、彼が一時期の私に生きる力をくれたのは紛れもない事実なのです。勝手ですが、「それはそれ。これはこれ」という風に考えさせていただいて、宅間についてこういう風に書く人間が、世の中に一人くらいいてもいいんじゃないかという思いで、このような文章を書き残させていただきます。

たくくま


 
 最期

 最期まで遺族を愚弄し続けた宅間は、死刑確定から僅か一年というスピードで、刑が執行されました。

 宅間には獄中結婚した女性がいました。死刑囚が獄中結婚するのは、家族という立場で、面会をしやすくする目的がある場合も多いそうですが、宅間と結婚した女性は、宅間を一人の男性として愛し、本当に宅間のためになりたいと思って、彼に結婚を申し込んでくれたそうです。

 世間は女性に対し、「自己満足」とか、「偽善者」などと心無い言葉を浴びせましたが、「人のためになりたい、救いたい」という尊い気持ちを、こういう言葉で汚してしまうのはよくないと思います。それこそ、口でワアワア言うだけで、遺族のために何もしない連中の方が「偽善者」なのではないか?そういう世間の言葉にめげて、中途半端に終わったりするようであれば、彼女も偽善者といえたかもしれませんが、獄中妻は足しげく宅間の面会に通い、物資などでの支援を最後まで責任をもって続けました。

 宅間も「キレイごと」ではなく、批判を承知で、本気で自分の世話を焼いてくれた女性だからこそ、心を開いたのでしょう。宅間は最期に、大好きなタバコとリンゴジュースを味わうと、「妻にありがとうと伝えておいてください」という言葉を残し、絞首台の露と消えました。享年40。


 総括: 

 加藤と並び、私がもっとも思い入れのある犯罪者についての文章を最後まで書くことができました。

 まさしく悪の権化という言葉が相応しい男で、脳の前頭葉に欠陥があったことがわかっており、この男の矯正は、何をどうあがいても無理だったのかもしれません。

 しかし、コメント欄で度々申し述べていることですが、「近親相姦」の一件がなかったらどうだったかな、ということは、やはり思わずにはいられません。この件自体、真偽のほどが定かではないので、確かなことは言えないのですが、この件が宅間が犯した過ちの中でもっとも致命的なものだったのではないかと。これによって、宅間の中で「何でもアリ」になってしまって、自制が効かなくなり、せっかくのチャンスも生かせなかったのかなあという考えはあります。

 欠けたパズルのピースを補うように、ちょっとした何かが噛みあっていれば、宅間のような男でも、まっとうに生きる道はあったのではないか、と信じたいです。

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No title

「ブスブス」「ホクホク」「コラッーコラッ」「顔を切れ×4」などなど
宅間の表現は独特で情緒的でいいですね。
事件など起こさず、何か表現の方面で生きる道を模索してみればよかったのかも知れません。

宅間が飲んだのはオレンジではなくリンゴジュースだったと思います。
一応確認してみて下さい。他のもコメントしていきます。

No title

自分は一度死んだ人間なのだから何をやってもええんやという開き直った心境にでもならない限り凶悪犯罪など起こせないでしょうね。
おまけの人生なら死刑になるくらいの犯罪を起こすしかないと思ったのでしょうか。
シャバよりも刑務所での生活の方が色々考えなくていいという面はあるでしょうね。
お金の心配はいらないし食事も必ずありつけるという部分は大きいと思います。
犯罪者の名言では宅間がダントツでしょうね。
難しい言葉は使わずストレートでシンプルな文章ですね。
確か死ぬ気になれば何でも出来るは正しくないでという名言もありましたね。
法廷の場面での宅間の発言はネタだと思っていましたが実際にあったのですね。
このような場所でよくこれだけの発言が出来ましたね。
頭の回転が相当速くないと出来ないですよ。
宅間と獄中結婚した女性は正直凄いとしか言えないですね。
相当な覚悟を持って結婚したと思います。
普通の犯罪者との結婚とは全く違うケースですから本気度はかなりあったでしょうね。
お金や利害関係抜きですから宅間の気持ちも変わったと思います。
人生最後に心ある人と出会うというのも運命だったのでしょうね。
執行前に宅間が妻にありがとうと伝えておいてくださいと言ったのは今までの宅間ではあり得ない発言ですね。
それだけ宅間に心の変化があったということでしょうね。
近親相姦の件で後の全ての事柄に影響を与えていたことは確かでしょうね。
暴走せずに踏み止まることは難しかったと思います。

宅間の事件以降、幼稚園、学校の出入り厳しくなり保護者カード無いと入れなくなりましたね。
遺族の方の気持ち考えると申し訳ありませんが、宅間に共感出来る部分確かにありますね。
宅間や山地みたいな死刑を望んでいる奴さっさと処刑して関光彦みたいにあきらかに冤罪の可能性、無いのに再審だしまくってる奴なかなか処刑しないのは問題ありますね。
宅間みたいな奴はさっさと処刑しないでさんざん嫌がらせして30年ぐらい処刑しない方が精神崩壊おこしていいと思います。
その方が真似する奴が出なくていいと思います。すぐ処刑するから真似する奴がでるんだと思います。
宅間も言ってるようにやはり金なんですかね。
津島さんは金より大切な女がいますが私は今の所やはり金が一番ですね。
確かに宅間頭悪くはないですね。
あれだけの遺族を侮辱する暴言を法定でスラスラ言えるのだから…
まぁ〜宅間はやりたい事やりまくって死刑になったのだから、自殺も出来ずダラダラ生きている奴よりは本人も言っているように宅間の人生いいんじゃあないですかねぇ〜

No title

まっちゃんさん

 公立の学校でも相当出入りは厳しくなりましたね。私が小学生くらいのころまでは、まだ夜間に校舎に忍び込むのも容易でしたが・・・。

 嫌がらせするといっても、する側の精神的負担もありますからね・・。そういうことするのが趣味なヤツもいるんでしょうけど、30年間も定期的に人員を確保するのは大変そうです。なんて真面目に考える以前に、国際的な批判は免れないし、そもそも厳罰化はそれだけでは犯罪の抑止には繋がりません。

 苦しくても一生懸命、真面目に生きている人は偉いと思いますけど、それは誰にも絡まず、一人で静かに生きていればの話。「我慢自慢」して人に押し付けてくるアホな説教厨よりは宅間の方がマシですし、そんなヤツはさっさと自殺しろって思いますね。

No title

seaskyさん

 「おまけの人生」も宅間がオリジナルかわからないですけどなかなか名言だと思いますね。自殺未遂の経験がある人が、自堕落で破滅的な生き方を正当化する便利な言葉のように思います。

 刑務所暮らしはただ生きることだけを考えたら最高なのかもしれませんね。自分の頭で何も考える必要もなく、管理された生活でハメを外すこともなく、適度に運動もでき、実に健康的だと思います。清原なんかシャブに手を出す前にムショに入ってた方が今頃幸せだったでしょうね・・。  

 宅間の名言に関しては本人の口から出たのが確実と思われるもののみ紹介しました。結局、人の心に響く言葉を残せるかどうかは語彙の豊富さよりも自分の世界を強烈に持っているか否かなんでしょうね。

 世の中の大半の自称善人が口ばっかりで何もしないという中、宅間を支援し続けた奥さんは立派だったと思います。もう少し時間があれば、宅間から被害者や被害者遺族に謝罪の言葉も引き出せたのかもしれませんね。

No title

NEOさん

 クリエイターにとって、センス以上に必要な勤勉性という素質が決定的に欠けているので中々それは難しいと思いますが、もし宅間が戦国武将として生まれていたら、なかなか味わいのある辞世の句を残した気はしますね。ジュースの件訂正しました。

宅間の言葉は、他者の感情を読み取れない、他者と関わりを持たない一匹狼的な発言ですね。
かといって他者を全く視野に入れてないわけでもなく、横目で盗み見しながらうらやんだり妬んだりしている陰湿な感じがよく現れてると思います。
それをみっともないとカッコつけたりせず、包み隠さないでストレートに言葉にしてるから心に残ります…

加藤とは違い、宅間は犯罪者になるべくしてなった感じですね。
彼の人生は残念でしたね。
どんなにメチャクチャやって自由にしてても、イライラや辛いことの方が圧倒的に多い、不満だらけの人生だったようですね。

宅間の事件は、津島さんの小説で初めて詳しく知りました。
障害や後遺症、酷い環境だったけれど、もう少しどうにかなったのではと考えずにはいられませんね。

読ませていただき、ありがとうでした!

No title

ひなさん

 完全に人の気持ちを思いやれないという情勢欠如者にも見えますが、私はこういう人を見たとき、すぐサイコパスとか烙印を押して、異様な化け物のように見るのはあまりにも安直で、解決できる問題も解決できなくする危険な見方だと思っています。

 私も一時期は世界中の人間すべてが敵に見えていたときがありますが、こういう人っていうのは大体、自分が世界で一番可愛そうな人間だと思っています。俺は可愛そうだから、他人に何をやってもいい、他人に迷惑をかけてもいいという理屈になる。 そこらへんの被害者意識を取り除いてあげるのがキーなんじゃないかと。

 宅間ですら、親身に世話を焼いてくれた人にはある程度心を許しています。サイコパスとか、わかりやすい言葉を作って、危険人物から逃げるように啓発するのはいいんですけど、救済可能な範囲の人間まで悪い方にひっくるめられて、見捨てられることにつながっているとしたら皮肉な話です。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

No title

「ベッピンの嫁はんでもいたら」
「ベッピンの女とセックスをしまくりたい」
「美人に酌でもしてもらったら」
「金があれば美人の嫁も買える」
「女の顔をスパッとナイフで切ってみろ、殺すより顔を切られる方が、女によったら、ダメージが、あるし、殺したら、家族に金が入るけど、顔を切っても金は、入らん。
顔を切れ 顔を切れ 顔を切れ 顔を切れ」

凄まじい程の美醜への執着が伺えますね。
宅間がもう少し中身や情で判断する事ができていたら、
また違った人生があったのかも知れませんが。

No title

NEOさん

 齢の離れた妻と結婚した経験があることから、宅間といえば年上が好みだと昔は思っていましたが、そういうわけではなく、容姿がべっぴんであることと、エリートで教養があるということが大事だったようですね。まぁ理想はともかく、結婚の相手は自分自身というものを弁えた上で選ぶべきでしたね。私自身は美人でエリートの女と結婚したいなどは思いませんが、そういうステイタスの高い女をグチャグチャのメチャメチャにしたい願望はわかります。
プロフィール

津島 博行

Author:津島 博行
1987年4月3日生 男性
相互リンク歓迎します。

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