偽善の国のアリス 9


 神山が、私の「神山は性格が悪い」というメールを見てやったこと。それは、「慰謝料として罰金100万円」などと書いた紙に、私に指印を押させ、それをみんなに見せびらかす、というものでした。

 神山のやったことは、みんなには受けていたようです。非常に胸糞が悪いのですが、当時の私は愚かなことに、いかにコケにされ、挑発された結果とはいえ、好きな女である神山に「性格が悪い」と言ってしまったことを申し訳ないなどと思って、神山に謝罪などをしてしまっていましたから、逆に神山が笑いのネタにしてくれて、「救われた」などと思っていました。私の惚れた弱みに付け込む神山の、思うつぼに嵌まってしまっていたのです。

 結局あの女は、私を散々コケにして、サンドバッグのように言いたい放題言ってボコボコにしてスッキリしたら、すべてを笑い話にして終わらせようとしていたのです。最初から最後まで、あの女は、私の想いを真剣に受け止めることもなく、私の話を真剣に聞くこともありませんでした。

 テレビのバラエティ番組の弊害として、「笑いになれば何でも許される」と、子供やバカが勘違いしてしまうようになる、ということがあります。人によっては、暴力描写のある映画やゲームなどを問題視する人もいますが、犯罪との因果関係は立証されていませんし、私は暴力をメインにした作品でも、「暴力は悪である」が伝わっている限りは、それほど問題はないのではないかと思います。

 それよりも、人間のプライドを踏みにじっても、それが笑いに変わるなら正しいことである、と、ポジティブな印象で伝わってしまうテレビのお笑い番組の方が、私は危険であると思っています。確かに面白いとは思いますし、分別のある大人が観る分にはいいと思うのですが、ああいうのを観ることによって、「笑いになれば何でも許される」・・・逆に、「人生などテキトーに、笑い話にするべきものであり、マジになって生きるのはカッコ悪い」と思ってしまうアホなヤツもいるのです。神山も、そんな一人だったのではないでしょうか。

 確か、ラガーマンの稲生だったと思いますが、私の神山への想いというか、私の生き方そのものについて、「お前は重すぎるんだよ」と言われたことがありました。これは稲生がけして珍しいことを言っているわけではなく、割とどこでも聞かれる意見です。

 確かに人間社会というものをマクロに見れば、人ひとりの存在などはちっぽけなもので、人生などは儚いものです。我執、プライドなどは生きる上で無駄なものであり、ひたすら社会を回す歯車のように生きた方が賢明だというのも、一つの答えとして間違いではないと思います。別に稲生に言われたことを真に受けたわけではありませんが、確かに当時の私は、我執、プライドを消すことに努め、自らをひたすら「歯車」にしようと頑張っていました。

 結局、その道が完全にポシャッたことで、私は我執、プライドをむしろ強固にすることに努め、絶対に折れない、誰に何と言われようが他の色に染まらない、「自分」を作りあげることに励むようになりました。

 一度人生が半壊するという経験を経てそうなった私を、まだ、稲生のような神山周りの人間が、”重い”(=悪い)といって非難するのなら、私は逆に、「そんな自分の一回しかない人生を、テキトーに、笑い話にしながら生きてるヤツの人生なんか、グチャグチャにぶっ壊しても問題ないんじゃねえの?」と答えます。

 別に、歯車に徹する生き方が悪いと言っているわけではありません。マルクス史観ではないですが、人間社会というのはそういう人の力によっても回ってきたのは確かです。ただ、私にその生き方を強要するなら、猛烈に反撃せざるを得ないということです。

 こうして、私の想いはすべて笑い話にされたまま、冬休みに入りましたが、こんなモヤモヤとした気分の中で、楽しい毎日が送れるはずもありません。悶々とした日々の中、私が熱心にやっていたのは、出会い系サイトでした。

 私が神山への想いを断ち切る唯一の手段は、新しい出会いを見つけることしかありませんでした。幸いにもネットが発達した世の中で、リアルでなくても、出会いの機会は無数にあります。思えば初めて関係を持った女の子も、出会い系で出会った子でした。交際期間は二か月足らずしかなく、会った回数も通算五回ほどしかなかったため、彼女というのも憚られるのですが、当時私は19歳で、彼女は二つ下、顔は特別可愛いわけでもありませんでしたが、現役の女子高生といいことができたわけですから、まあ、ラッキーだったと思います。

 しかし、どうも私の女運というか出会い系運は、そのたった一回で使い果たしてしまったようで、それから先はいくら女にメールを送っても、交際どころか、セックスにまでこぎ着くこともできませんでした。この冬休みでも100人くらいにメールを送ったのですが、ほとんど相手にもされません。何が何でもという執念でやれば何とかなったのかもしれませんが、私も成果がまったくでないものにそこまで熱心になれるほど、根気強い性格ではありません。冬休みが終わるころには、出会い系で女を見つけるのは、ほぼ諦めていました。

 結局、私は新学期が始まると、また神山を好きになってしまいました。

 神山を諦められなかった理由は、今まで述べてきたことの繰り返しです。箇条書きにすれば

 ・私の執念深さ・ストーカー気質。
 ・神山が美人ではなかったため、振られたことを簡単に納得できなかった。
 ・神山にケチョンケチョンにけなされたせいで、傷つけられたプライドを修復するために、余計に後に引けなくなった。 
 ・やっぱり神山が好きだった。「女神」が私の嫌うタイプの女だと信じたくなかった。

  といったようなことです。もう一つ、これまで述べてきたことと重なる理由があるのですが、それについてはまた後で触れるとして、先に、当時の私が、なぜ神山に執着することの「リスク」を考えなかったのか、ということを書いていきたいと思います。

「このまま神山さんへの想いを断ち切れなかったら、津島さんはすべてを失うことになりますよ」

 もうちょっと後になってからのことですが、私に対し、このような忠告をしてきた男がいました。確かに、この後の結果を見れば、神山への恋心を断ち切れなかった私はどんどん精神を病み、就職を棒に振り、友人を失うことになってしまったわけですから、彼の忠告は正しく、耳を傾けなかった私が悪いようにも思えます。

 多分、私にその忠告をしてきた男――「関口」は、「あのとき僕が言ってやったのに、バカな人だ」とでも思っているのでしょうが、私がひとつ言っておきたいのは、私は今も当時も、就職を棒に振ったことも、友人を失ったことも、大して後悔はしていないということです。

 そもそも私は、自分が正社員として就職するということに、あまり希望を抱いていませんでした。

 日本の正社員と非正規社員を比較する有名な言葉に、「うんこ味のカレーか、カレー味のうんこか」というものがあります。

 非正規社員は確かに安定しない立場で、給料も低いのは確かですが、「何の責任もなく、期待もされない。適当に手を抜きながら言われたことだけやって、余計なことはやらなくていい」という、仕事で自己実現を目指さない人にとっては、非常に気楽な立場ともいえます。

 一方、正社員になると、給料はよくなり、名刺も持てて、社会的なステイタスを獲得できるのは確かですが、反面、過重な責任を押し付けられ、会社に束縛され、残業地獄に陥り、プライベートを持てなくなる・・・という面もあります。

 労働問題について書き始めるとまた何話分にもなってしまうのでこれくらいにしておきますが、ようするに、正規も非正規も一長一短であるということです。非正規社員を対象とした世論調査においても、「正社員になりたい」と答える人と同じくらい、「非正規のままで、待遇の改善を望みたい」と考える人がいることが明らかになっています。

 正規だろうが非正規だろうが、どちらにしたところで、働くことは嫌なこと、苦しいことであるには変わらない。まさに「うんこ味のカレーか、カレー味のうんこ」のようなものです。テレビ局などの、よっぽど好待遇の企業ならまだしも、ただの「正社員」というだけなら、私にとっては、失って痛いものとまではいえません。

 それならなぜ就職なんて目指していたのかといえば、「希望的観測」に縋っていたからです。何事も、やりもしないのに冷めた目で見ていても仕方ありません。頑張ってやってみたら、ものすごくホワイトな会社に入社でき、また、仕事も案外面白いかもしれません。見た目はいいけど味は悪い「うんこ味のカレー」の中にも、もしかしたら、本当のカレーが混ざっているかもしれない。

 非正規の仕事などは、20歳から始めても40歳から始めても同じです。せっかく、若い今しかできないことがあるんだから、やってみよう・・・。そんなくらいの気持ちであり、それが別に悪いことだとも思いません。同級生の中に、何でもいいから正社員になりたい「正社員信仰」など持っていたヤツが何人いたのか知りませんが、そういうヤツよりも、むしろ課題はしっかりやっていたと思います。

 また、友人についてですが、私という人間にとって、友人というものは、もともと大きなウェイトを占めていません。戦記モノなどで描かれる男同士の友情をみたとき「いいもんだなぁ」と思うことはありますが、現実世界で、そういう素晴らしい友情体験をしたことはなく、経験がない以上、友人というものを大した財産とは思えません。

 まあ、ここまで冷めてしまったのは、この専門学校で出会った奴らが、とんでもない「偽善の国の民」であったから、ということもありますが、当時の私が、「友人全員に嫌われてもいいから、神山一人に好かれたい」と、友人というものを、かなり低い位置に見ていたことは確かです。

 奴らにそれを非難する資格はありません。まさにこの後、私が友人だと思っていた連中の中から、「友人(ヤツが私のことをそう思っていたのか知りませんが)をグチャグチャに潰してでもいいから、神山にイカくっさい包茎ちんこをぶち込みたい」奴が出現し、周りもそれを黙認したのですから・・・。

 当時の人間で、私が今現在も神山に恨みを持っていることを知っているヤツが何人いるかわかりませんが、そいつらは多分、私が神山を恨む理由を、「就職と交友関係を台無しにされたから」などと思っていることでしょう。確かにわかりやすくはなりますが、そういう理由をくっつけられると、真実からはかけ離れてしまいます。

 私が神山を恨んでいるのは、単純に「名誉を傷つけられたから」また、「ヤツにも非はあったはずなのに、一方的に被害者面をしていた」さらに、この後のことですが、「死の一歩手前に落ちるほどの地獄を見せた」からであり、私はアイツのせいで就職が台無しになって悔しいとか、友人を失って悲しかったなど、まったく思ってもいません。そこまで神山のせいにしたら、完全に逆恨みになると思っています。そして、失っても大して困らない以上は、それは何の歯止めにもならないわけですから、「関口」の忠告は、それが私を思って言ってくれたのだとしても、完全に的外れなものになるということです。

 執念深く、ストーカー気質の強い人でも、失うものが大きい人――貧困問題の第一人者である湯浅誠氏の言葉を借りていえば、「タメ」を沢山持っている人は、興味を持った異性がちょっと見込みがなさそうだったら、すぐに撤退できるものです。しかし、当時の私には、失うものは何もありませんでした。「タメ」が何もない人間が、惚れた弱みに付け込まれるという形で、「名誉」を著しく傷つけられた。

 「引くも地獄、進むも地獄」。だったら、神山に傷つけられた名誉を回復させるために、0.1%以下の可能性にかけてでも、「進む」。それが、私の決断でした。
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今も昔も自分にとって「タメ」と言えるのは実の兄弟だった
しかし近親相姦説を流してそれで笑いをとろうとしたヤツが中学の同級生にいた
当時近所に住んでいた明るく面白いクラスの人気者だった
目が細くコケシみたいな顔だが
一部の男子には「可愛い」と人気があった
それまで他のことでいじられても怒らず笑っていたが
近親相姦説は許せんと怒っても他の同級生はコイツの味方だった
しかし大人になってネットを見るようになってから
コイツの名前で検索すると詐去膜盾ェ出てくるようになっていた
平凡な名前なので同姓同名かもしれないが
泣き寝入りせず、詐汲iえた人には
どこのどなただかわからないが感謝している

このブログも、神山が本名ではないとはいえ
本人の知り合いが見たらわかってしまうだろう
神山に恨みを持つ人が見ていたらひっそりと感謝しているかもしれない

No title

紙に指印を押させ見せびらかすという行為について神山の精神は本当に幼稚だなという印象を受けましたね。
相手に惚れてしまったら立場的にどうしても弱くなってしまうことになるでしょうがだからといって惚れられた側が相手に何をしてもいいだろうと思うのは違うと思いますね。
このような男のプライドを極端に傷つけることはかなり危険な行為だと思いますね。
相手に対して何か行動を起こさない限り心の傷は癒えないでしょうし収まりがつかないでしょうね。
人間としての名誉が何よりも大事なもので就職や友人は絶対的なものではないと思います。
名誉を取り戻すために行動を起こされたのですね。

相変わらず最低ですね、神山さん。津島さんいい人すぎます!そんなひどいことされて許しちゃダメです。周りの人たちも性格悪い。というか、神山さんこどもっぽいお姉さんですね‥こうはなりたくないなぁ。進む勇気がある津島さんには尊敬の気持が湧いてきます。けど‥神山さんにはそんな優しい気持を持ってあげる価値はないです。女の子として人として、なんの値うちもないですよこのひと。読む限り、雰囲気とか仕草や最初の言動には魅力を感じたんですが(津島さんの筆力ですね)それ以外の全てが最低すぎます‥。今の素敵な彼女さんに出会うための悪夢か何かだったと思うしかないのかもです。それにしても続きが気になりますー。

これまた一般論ですけれども、こうして津島さんが筆を執られてる以上、神山との一件は大いに価値のある経験であると言えると思われます。


女への暗い情念を描いた作品では、川端康成なんかが私は好きですね。

川端氏が描く若い娘への憧憬と偏愛の虚しさに私は共感します。


よほど感受性の鈍い者でない限り、あの虚しさからは逃れようがないと思われますし、そんな体現を小説等で演繹してみるのも面白いと思います。


津島さんがそういった色の強い作品もお書きになる事を期待さます。


ポストモダンなんて言われる時代ですし、メディアの発達による価値観の相対化し易さを鑑みれば、あの手の虚しさは増す一方でしょう。

神山にメールの件で謝ってしまったのはいくらなんでもまずかったですね。
神山をつけあがらせるだけですね。
でも本当に惚れてしまったらありえますかねぇ〜
私もストーカー気質ありますが一度も肉体関係ない女にそこまでこだわらないですね。
でも周りの人が皆んな神山に惚れているのを知っていたらどうしても、ものにしないとプライドが許さないですね。
私なら最終手段として偽ブランドの品物などを贈って物でおとしますね。
実際それでものにした女います。
まぁ〜何回かSEXした後バレましたけどね。
確かに正社員が良いとは限りませんよね。
派遣などの非正規の仕事には適当に仕事して適当に休めるという利点ありますもんね。
お金より大切な時間をある程度自由に使えますからね。
派遣のくせに1日も休まず毎日残業やってるバカもなかにはいますが…
神山クラスの女をものに出来ないのは納得出来ないのでやはり進むしかないでしょう

まっちゃんさん

奴に謝ってしまったのは痛恨の極みでしたね。犯罪者でいえば川崎の少年に近い心理だったと思います。謝るという行為はあいてに屈するということですから余計にプライドを傷つけられますよね。

川崎の少年が本当に怒りをぶつけたかったのは、被害者ではなく大勢で家に押し掛けてきた被害者の友人だったように思います。正直、謝らせたのは蛇足でしたね。正義感からの行為とはいえやり過ぎでした。謝らせた時点で、友人たちの自己満足になってしまっていたと思います。

ストーカーは私の場合は、体の関係があったかどうかよりも、どれだけ相手にプライドを傷つけられたかで決まりますね。体を許してくれたこと自体は男として見てくれたということになりますから、恨みが緩和される材料になります。

No title

L,wさん

 私からしたら一大事でも、読者さんからしたら他人事なんで、全然客観的に見てもらうのはいいと思います。「考え方を変えたら?」っていうのは受け付けられないんですが。

 小説形式で書くのも考えたんですが、味わい深いセリフを沢山吐いてくれた折茂と違って、神山はセリフ自体には面白いものが全然なかったので、そこらへんのとこが難しいと判断して今回の形式になりました。ほんと使えないブスです。

No title

seaskyさん

 まあ、完全に付け上がってましたね。分別のある大人だったら、自分に対して下手に出ている相手にはそれなりに対応しようと思うはずですが、あのバカは、強い者は弱い者に何してもいいという考えの持ち主だったようです。

 人のプライドというものが、あたかも悪いもののように言われる昨今です。「謙虚」「我慢」大変結構なことだと思いますが、そういうのは守るべきもののある勝ち組だけがやってればいいことです。大して失うものもない負け組が「謙虚」「我慢」なんてちゃんちゃらおかしいんですよ。好き勝手で十分です。

No title

あやかさん

 周りの連中のリアクションはここまでは特におかしい所はないですが、ここからちょっと歪んだ展開が始まっていきます。ここから私は、周りの連中に、神山本人に勝るとも劣らない恨みを抱くことになります。
 
「神山との一件で地獄を味わったからこそ、今の女に出会えた、と考えることはできないのか?」

 ということを、他の読者さんに言われました。そういう面がまったくないとは言いませんが、それも結局、結果論にしか過ぎないんですよね。別にこのサイトを通じなくとも出会えていた可能性だってあるわけですし、神山と円満に別れてから今の女に会えたルートだって考えられるわけですし。

 少なくとも、それで神山との一件を納得するっていうのは、あまりにも都合が良すぎる考えですよね。

No title

MSKSさん

 そういう人がいるんだったら、ひっそりとじゃなくて、コメント欄に遠慮なく書き込んでほしいですねwひっそりと感謝されても、私には何の恩恵もないんで・・・。


この時点で完全に神山のおもちゃにされてしまってる(>_<)
それなのに、これからもっとヒドイ事されてしまうんですね💦
他の皆は神山を好いてるみたいですね。
そこが神山のずる賢いトコなのか、立ち回りが上手いと言うか…
神山はこんなに裏表があって性格が悪いのに、津島さんの味方が一人もいないなんて変なクラスですね。
津島さんが神山の女神像を捨てて大っ嫌いになる瞬間が、今から楽しみです!

No title

ひなさん

 いや、この時点では味方は結構いたんですよね。というか最後まで明確に敵ではなかったですね。そして奴らは神山の味方でもあり、神山に包茎チンコを突っ込んだ猿の味方でもありました。

 そうやって、すべてをキレイごと、おためごかしで丸め込もうとした結果、逆にとんでもなく歪んで捻じれた結末を迎えてしまったという物語です。
プロフィール

津島 博行

Author:津島 博行
1987年4月3日生 男性
相互リンク歓迎します。

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