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犯罪者名鑑 酒鬼薔薇聖斗 終


 

ざつこら

 失敗した少年A更生プログラム


 猟奇的な愉快犯の正体が、「触法少年」にあたる14歳の少年だったという衝撃は日本全国を駆け巡り、加熱した報道合戦の結果、週刊誌には顔写真が公開されるに至りました。ニュースやワイドショーでは、連日、酒鬼薔薇の抱えた「心の闇」が取りざたされ、事件の取材に訪れた記者の後ろに写った、酒鬼薔薇と同じ年頃の少年がピースサインをしていたことがやり玉に挙げられ、「土地柄が悪いのではないか」などと言われたり、例によってホラービデオの規制が叫ばれるなど、不毛な議論が交わされました。

 地下鉄サリン事件と、阪神・淡路大震災という「二大カタストロフィ」からわずか2年で起こった惨劇。当時の世の中に蔓延していた「終末」の予感に拍車をかけるには、十分すぎる出来事でした。

 裁判の結果、関東の医療少年院に送致された酒鬼薔薇は、通常の収容期間を延長し、「少年A更生特別プログラム」を受けることになりました。

 プログラムの内容は、「少年院内に”疑似家族”を作り、親の愛を知らない酒鬼薔薇を赤ん坊のように包み込む」というものでしたが、このプログラムの経過について、ここで詳しく紹介するつもりはありません。知っての通り、酒鬼薔薇本人が、自らの行動によって、このプログラムの成果を完全否定してしまったからです。
 
 後出しみたいに言うのもなんですが、私は「少年A更生プログラム」は完全なる失敗であり、また、「失敗は予期できたこと」だったと思っています。

 理由はこれまで述べてきたことの繰り返しなので、ここで長々とは書きません。簡単にまとめれば、失敗の原因は、「酒鬼薔薇のお母さんが”鬼母”であったなどと、なぜか決めつけ、親の人格や教育を全否定した」こと。そして、その決めつけが間違いであると気づく根拠が無数にあったことは、第1回からここまで書いた内容で、概ね証明できたと思います。

 酒鬼薔薇は、裁判や矯正教育の過程において、自分自身、「母親が悪い」と、司法関係者によって思わされていた時期があったことを述べています。そのことから、面会に訪れた母親に反抗的な態度をとってしまったのかもしれません。一種の洗脳ですが、この、一時期「自分を歪められたこと」が、洗脳から覚めた後、酒鬼薔薇が「少年A更生プログラム」を余計に憎む理由になった可能性もあります。

 「絶歌」から、酒鬼薔薇本人の声を紹介します。

「母親を憎んだことなんてこれまで一度もなかった。事件後、新聞や週刊誌に、”母親との関係に問題があった”、”母親の愛情に飢えていた”、”母親に責任がある”、”母親は本当は息子の犯罪に気づいていたのではないか”などと書かれた。自分のことは何と言われようと仕方がない。でも、母親を非難されるのだけは我慢できなかった。母親は事件のことについてはまったく気づいていなかったし、母親は僕を本当に愛して、大事にしてくれた。僕の起こした事件と母親には何の因果関係もない。母親に気づいてほしくて事件を起こしたとか、母親を振り向かせるために事件を起こしたとかいうストーリーは、確かにわかりやすいし面白い。でも実際はそうではない」

「事件のさなか、母親の顔がよぎったことなど一瞬たりともなかった。須磨警察署で自白する直前になって、初めて母親のことを思い出した。あの事件は、どこまでもどこまでも、僕が、”超”極私的にやったことだ。母親はいっさい関係なかった」

「誰もかれもが、母親を悪者に仕立て上げようとした。ともすれば、事件の元凶は母親だというニュアンスで語られることも多かった。裁判所からは少年院側に、母子関係の改善をはかるように、という要望が出された。そんな状況の中で、いつしか僕自身、”母親を悪く思わなくてはならない”と考えるようになってしまった。そうすることで、周囲からどんなに非難されても、最後の最後まで自分を信じようとしてくれた母親を、僕は二度も裏切った」

 もしかしたらこれこそが、酒鬼薔薇が一番書きたかったことなのかもしれません。


さけおにばらあ

 出所


 2004年、関東医療少年院を二十一歳で出所した酒鬼薔薇は、はじめ更生保護施設を利用しながら、日雇い派遣や廃品回収の仕事をしながら生活していました。しかし、ここでは身元バレのトラブルに見舞われ、一時、保護施設の職員の手引きでウィークリーマンションに引っ越すなど、しばらくは安定しない生活が続いていました。

 酒鬼薔薇がようやく腰を落ち着けたのは、地方にある篤志家の家でした。篤志家というのは、もともと警察官や刑務官など、犯罪者に関わる仕事をしていた人で、引退してからも犯罪者の更生を支援する活動を無償で行っている人のことです。

 篤志家の夫婦は、酒鬼薔薇と二人きりで夜道を歩くことをまったく怖がらなかったり、酒鬼薔薇が自らの意志で、自分についての報道をTVで観たとき、一緒に付き添ってくれ、酒鬼薔薇について辛辣な意見がでたとき、「私はAくんを、そんな風には思わなかったけどなぁ」とフォローしてくれるなど、非常に理解のある方で、酒鬼薔薇は、「自分のことを、こんなに想ってくれる人がいるなど信じられなかった」と、衝撃を受けたといいます。

 篤志家の家にお世話になりながら、ハローワークで就職先を探していた酒鬼薔薇は、数か月かかってようやくプレス工の正社員の口を見つけ、アパートで独り暮らしを始めることになりました。

 プレス工の会社では一年ほど働いていましたが、あるとき酒鬼薔薇は、急に仕事を辞めて、遠くへと引っ越してしまいました。酒鬼薔薇は仮退院の期間が終わって本退院となってからも、篤志家や保護施設の職員から、遺族に手紙を届けてもらったり、生活の相談に乗ってもらったりなどのサポートを継続して受けていましたが、彼らとの連絡も、自ら断ち切ってしまいました。

 身元バレの経験がある酒鬼薔薇には、彼らの支援を断ち切るのがどれだけ社会生活をする上で不利になるか、重々わかっていたはずですが、酒鬼薔薇はこれまでの全てを捨てて、「逃亡」してしまったのです。

 酒鬼薔薇はその理由について、

 ・一人になって、自分自身と向き合いたい。贖罪ということについて考えたい。
 ・広い世界に出て、自分がなんぼのもんか確かめたい。自分を試したい。
 ・若気の至りのようなもの。

 などと書いていますが、私はこれは欺瞞で、酒鬼薔薇は本当は、たとえ社会生活が不自由になってもいいから、忌々しい「矯正」から逃げたかったのだと思います。客観的に見て恵まれていると思える環境すら捨ててしまったことが、酒鬼薔薇の、「矯正」への憎悪を物語っていると言えると思います。


さけおにばら



 自由 



 2006年、酒鬼薔薇二十三歳。サポートの手を一切断って、一人になった彼は、いくつかの建築会社を転々としながら、キツイ肉体労働をする日々を過ごしていました。

 酒鬼薔薇は、カタコト外人の指示がわからずボヤっとしていると、顔に工具を投げつけられたり、鋼材が足に落ちて大けがをした仲間を見て、「あのガキ、労災いくらもらえんだろうな?」などとヘラヘラ笑いながら話していた同僚に不快な感情を抱いたりなど、気性の荒い労働者たちと、危険な仕事をする中で随分苦しみ、ストレスのせいで、何度か断片的な記憶喪失に陥ってしまったといいます。

 プレス工の仕事を辞めてから四年間。こうした何のスキルも身につかない劣悪な労働環境にいても、いつか心身を壊されるだけだと判断した酒鬼薔薇は、必死で就職活動に励み、ようやく、少年院内で培った技術が生かせる、溶接の仕事に就くことができました。酒鬼薔薇は二十七歳になっていました。

 酒鬼薔薇の溶接の腕はよく、仕事ぶりも真面目で、社長からの覚えは良かったのですが、飲み会の誘いを断ったり、休憩時間も守らずに働くなど、協調性が欠如していたために同僚からは嫌われ、身に覚えのないミスの責任を取らされるなど、イジメまがいのことも受けていたようです。
 
 なんとか耐え忍びながら三年間働き、三十歳になったころ、酒鬼薔薇はこの会社も辞めて、短期のアルバイトを転々としながら食い繋ぐ生活を始めました。このとき2012年。「絶歌」の出版が2015年で、2014年には出版社に400万円の借金をし、執筆作業に専念する生活を送っていましたから、約一年間が「短期バイト時代」ということになります。酒鬼薔薇はおそらくこの時期に、「絶歌」を出版し、印税生活を送る青写真を描き始めたのでしょう。

 酒鬼薔薇は、趣味である読書を通じ、自分は書くことでしか救済されないという確信に至っていました。「救済」の意味をすべて知っているのは本人だけですが、

 ・酷い労働環境から抜け出す、金銭を獲得することで、自分自身を救う。
 ・「真の動機」を公表することで、言われなき批判から母を救う。

 おそらくはこの二つが、出版における彼の主な目的だったものと思われます。よく言われる「自己顕示欲」は、ないとは言いませんが、本人の中で一番大事だったことかといえば、少し違うのではないかと、私は考えています。 

 

 
さけおにばらdd




 社会的抹殺へのカウントダウン


 
 現在、酒鬼薔薇は33歳。「絶歌」で数千万円の印税を手にしたと言われ、会社に雇われて働く形での労働はせず、貯金で悠々と生活しているといいます。

 実際には、税金や出版社への借金を差っ引いて、酒鬼薔薇の手元に渡ったのは多くても千五百万円程度だったでしょうが、食事は毎日カップ麺で平気、趣味は読書とナメクジ採集程度、女にも興味がないという酒鬼薔薇なら、余裕で五年は暮らせる額です。仕事を転々としていたにも関わらず、酒鬼薔薇は一時期最高で百万を超える貯金を持っていたときもあったそうで、この「金を使わない」ことが、酒鬼薔薇が身元バレを恐れながら、底辺社会でやっていけた大きな理由の一つでもありました。

 彼の暮らしを「羨ましい」と見るかは人それぞれですが、まあ、底辺労働の現場で這い蹲って働くよりは「勝ち」と言えるのではないかと思います。

 前述したとおり、「絶歌」では、少年院出所後の酒鬼薔薇が、人並みに世の中にもまれ、底辺労働の世界で苦しんできた様子が綴られていました。いくつかのエピソードには、酒鬼薔薇の方に問題があったケースもありましたが、いずれもよくある程度のことで、酒鬼薔薇の社会性に、それほど大きな欠陥があったとは思いません。

 中学時代にも、酒鬼薔薇に友人はいましたが、社会に出てからも、職場で中国人の留学生などと仲良くなるなど、それなりに社交的なところも見せています。酒鬼薔薇が労働者として生活することはまったく不可能ではなかったと思いますが、彼は低賃金、単純労働を繰り返す日々に耐えられませんでした。

 我慢が足りない、納得して生きろ、などと、偉そうに説教じみたことを言うつもりはありません。犯罪者的傾向のない人でも、底辺労働は辛いと思うのですから、衝動を抑えられず、人を二人も殺した酒鬼薔薇が耐えられないのは、ある意味当然ともいえます。そこで昔のように、簡単に弾けることなく、向上心を持って底辺から抜け出す努力をするのなら、それは尊いことではないかと思います。

 しかし、限度はあります。会社の中で責任ある仕事を任されたり、結婚して平和に暮らす程度のことだったら、なにも問題はなかったでしょう。ですが、「大儲け」はいけません。世間は元重大犯罪者が「勝ち組」の仲間入りをすることは、絶対に許してはくれないのです。

 真面目にやってる俺たちが苦しい思いをしているのに、なんで人殺しのアイツが左うちわで暮らしているんだ?という、当然の感情。私も自分の努力が報われていないと感じる一人として、これに関しては、世間に共感します。

 猛勉強をして弁護士になった少年すら、社会的制裁を受けたのです。自分の犯罪をネタに手記で大儲けした酒鬼薔薇に、世間が黙っているはずはないでしょう。すでに週刊文春の取材によって、酒鬼薔薇の現在の顔写真が公開されました。少年時代の面影は残っており、まず本人とみて間違いないでしょう。

 酒鬼薔薇が社会から再び抹殺される日は迫っています。彼は今後、いったいどういう形で、世間と対峙していくことになるのでしょうか。趨勢に注目していきたいと思います。



 総括:酒鬼薔薇のお母さんは、けして鬼母でもないし、お母さんの育て方にそれほど大きな問題があったわけでもありませんでした。こうした少年院側の決めつけ、及び、「悪いヤツには何を言ってもいい」式のマスコミの乱暴な報道の仕方が、酒鬼薔薇の態度を硬直化させ、彼の反省を妨げてしまった面はあったと思います。当時、酒鬼薔薇の矯正や報道に関わった人間の中には、酒鬼薔薇に偉そうに「反省」を言う資格のない人たちが大勢いるはずです。

 が・・・そのことと、自分の起こした重大犯罪をネタに金儲けをするという行為は、まったく別の問題です。
 
 本を買った人は、何も悪くありません。売った人も、そんなに悪くありません。書いた人はまあ悪いですが、一番ではありません。一番悪いのは国です。個人や企業が利益を求めて動くのは、ある意味当たり前のこと。それを制限するのが国の仕事です。国が危険を予期し、適切な法の整備を怠っていた結果が、今回の遺族の悲劇でした。

 サムの息子法の成立は急がれるべきでしょう。「やったもん勝ち」の世の中には、してはいけません。
 
 酒鬼薔薇聖斗 完

 
 
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非公開コメント

No title

酒鬼薔薇の事件は本当に残虐で怖いですね。
殺人に対して快楽的な感覚を持って生まれてきたのでしょうね。
確かに不登校で時間があったから殺人願望が膨らんで事件が起きてしまったのかもしれませんね。
有名な犯行声明文は当時新聞にも載っていましたね。
一般的に犯罪者は親に問題があったからということをよく聞きますが酒鬼薔薇の場合は当てはまらないと思います。
虐待を受けていたとか仲が悪かったということもないようですし親子関係は問題なかったのに悪く言われるのは嫌だったでしょうね。
酒鬼薔薇が手記を書いて多額の印税を手にしてしまったというのはやはり問題ですよね。
こういう事が許されていいのかという疑問を持たない人はいないでしょうね。

No title

seasky さん

 不登校自体はしょうがないと思うんですけどね。無理やり学校に通わせていたら、それはそれで逆にますます歪んでいたかもしれないし・・・。酒鬼薔薇のお母さんは、事実関係だけ見てみれば逆になぜ悪く言われるのかまったくわからないほどです。ある意味酒鬼薔薇も洗脳にかかっていたということですが、すべてから解放されたとき、逆に世間に対する反感を抱く結果になってしまったんでしょうね。

こんにちは。
バトルロイヤル続編楽しみにしてます。

No title

まるさん

 すみません、再開の予定は今のところありません。コメント返信の方は受け付けていますので、バトルロイヤルの方でも、犯罪者名鑑の方にでも感想コメントください。

本を出した事により酒鬼薔薇の更生の失敗が明らかになってしまいましたね。
他の犯罪者は堀の中で本を出版しているのに対し酒鬼薔薇は外で出版してるから非難されているのでしょう?
女子コンの犯人の宮野あたりも真似して本出版したら売れるかもしれませんね。
宮野、神作も名前、顔、明かされ何とかなってるので酒鬼薔薇も何とかなるのでしょうね。
なかには酒鬼薔薇を崇拝してる人すらいますから…

No title



 まっちゃんさん

 コンクリ事件の連中は裏社会で何とかやってるらしいですね。酒鬼薔薇もやっぱりそういう支援者がいるんだと思います。出版関係か、また別の繋がりかはわかりませんが、文春に住所突き止められてから身を隠す早さといい、一人で動いているにしては手際が良すぎますからね。また絶歌の労働内容についての記述ですが、酒鬼薔薇が少年院出てから三十過ぎまでずっと働いてたにしては少なすぎる気もしますしね・・・。

生まれつき快楽殺人の傾向があったんでしょうね。多分母の教育とか、そういう事には問題はなかったんだと思っています。快楽殺人の傾向以外は、割と普通の青年な気がします。だからって、犯した罪を考えると彼が経済的成功者に回るのもどうかなって。

うーん、本音を言いますと💦わたしはさかきばらさんには、そこまでの興味を引かれないんですね、すみません。さかきばらさんより、松永太と加藤被告に興味があるんです。特に、松永。あの人、かなりの世渡り上手さんだったみたいですね。怖い。加藤さんみたいに不器用で優しすぎて、壊れてしまった犯罪者さんとは対極にいるなぁって。加藤さんは、すごく共感できる。津島さんの加藤さん分析の文章もおもしろかったです。もしよければ、津島さんの文章で松永太の名鑑も書いて欲しいです。

No title

あやかさん

 わかりました。無理にお願いしてしまいすみませんでした。

 まだあと一人か二人くらいはできる余裕はあるので、次やれるとしたらぜひ松永太を取り上げたいと思うのですが、みなさんのコメント次第ですね。私にとって、コメントがもらえない作品はみなさんに読んでもらえたかわからない作品であって、言いすぎかもしれませんが「ゴミ扱いされた」と同じように感じてしまうんですよ。リクエスト頂いた記事にその読者さんがコメントくれなかった、ということも、過去に何回かありました。

 ですから目を通していただいた記事には、一個でも二個でも、コメントが欲しいと思うのです。毎回は大変かもしれませんが、最後まで読んでいただけたなら、何かしら感じることはあると思うので・・・。

 コメントは私にとって、唯一のやりがいなんです。5月で辞めると宣言したのは、これから労働も始めないといけないので更新数はどうしても少なくなり、コメントの数も減っていくのが目に見えているため、サイト継続のモチベーションを維持するのが困難と判断したからです。

 もしあやかさんが、今まで読んでくれた過去の記事に一つでも二つでもコメントくださるようなら、それなら松永太のときにもコメント必ずくれると信じて、始めていきたいです。

わかりました、ありがとうございます。楽しみにしてますね。コメントさせてもらいます。

私にとって、一番不思議で謎の犯罪者が、松永なんです。私から見た犯罪者の動機は、大体の人はなんとなくわかる気がするんです。

さかきばらさん‥生来の快楽殺人傾向

加藤さん‥コミュ症こじらせてうつ、自暴自棄(一番共感するんです‥💦)

山地さん‥元カノさんへの愛憎を、姉妹で晴らしてしまった

というような。松永は、何故あんな事をしたのか、何目的だったのか、全然訳がわからないんです。津島さんのような頭のいい男の人から見てどういう人間だったのか、解明して欲しいです。解釈だけでも、是非知りたいですね。

No title

あやかさん

 松永は本人がいわゆる「せんみつ」だからというのもあるのか、あれだけの大事件を起こしたにも関わらず過去のことを書いた文献が少ないんで難しいですよね。ただ、このタイプをまだ取り上げていないのが個人的にも気がかりだったので、ぜひやりたいと思っています。

 コメントは本文で書けなかったこと、私が気づいていなかったことを読者さんに指摘してもらって補完する意味もあるんで、そういう意味でも私は凄く重要視しているんですよ。本当に二、三行のコメントの中からでも、新しい発見が出てくるときもあるんですよね。

事件の究明を望む際、事件の概要、犯人像、犯行動機、などについて正確に知りたいわけです。


どれも犯人のみぞ知るところではありますが、とりわけ「事件の概要」は他の2つと違って具体的に起こった事象なわけですから、本件に関しましてもその辺りを酒鬼薔薇には細かく書いて欲しかったですね。


問題を犯人の生育歴に既決させるのは典型的な帰属処理の1つといえるでしょう。


津島さんが仰られる通り、それでは問題の本質が見えなくなってしまい、それこそ問題です。

またメディアを通じてそれを安易に信じ込んでしまう人々の多さに驚かされます。


問題が起きた以上、誰しも目を背けたくなるような事実から目を背けてはならないでしょう。
とりわけ日本は危機管理に関する情報の開示の仕方がドイヒーです。




本件に関する蛇足な感想も一応書いておきます。


極めて社会の注目度が高い本件ですが、実のところ私は、事件そのものから受けた衝撃を納得させられる何かを、現在の酒鬼薔薇の説明から見出す事は出来ぬだろうと考えていました。つまり触法少年があんな大それた事を仕出かしたという事が何よりの衝撃であり、それに至るまでの酒鬼薔薇の思いは、津島さんが御指摘なさった通り、一般の少年が抱くそれと大差ないものではなかろうかと考えていました。


だからなんなんだ? といった感想ですが、酒鬼薔薇の異常性をやたら強調したがる人も多いようなので、「そうでもないだろ」と思い抱いた感想であります。

No title



 L,wさん

 「絶歌」を読むと、本当に酒鬼薔薇が自分の資料によく目を通していることがわかりますね。見事に「みんな知ってること」に関してはあまり筆が使われていませんから。

 事件(事件だけじゃないですけど)をわかりやすく伝えようとするメディアの言うことを真に受けてしまう人があまりにも多いことは本当に大きな問題です。自分の事件を通して、それを一番よく知っていた酒鬼薔薇が、「情報を発する者が強者で、強者の発した情報を共有することしかできない者が弱者」の考えにたどり着くのは当然のことだったのかもしれません。

 酒鬼薔薇は異常か異常じゃないかといえば異常ですが、当然普通の人間が考えるようなことも考えます。事件が異常なのであって、人間が飛びぬけて異常なわけではない、つまり酒鬼薔薇が事件を起こさないルートは無数にあったという風に考えていただけるなら、本人も救われると思います。そういうのは手記や手記の紹介を読んだら大分印象が変わってくると思いますね。

新しい方読ませていただきました、面白いです。篤志家の夫婦のかたのは、理解力のある方ですね。でも、さかきばらさんは、あまり彼らの世話を受けたいと思っていなかったのですね、わかる気がします。縛られるのや強制を受けるのは、息苦しくなります。重いといいますか。あと、ストレスって、確かに記憶飛ばしますね。あるあるです💦

さかきばらさんって、もう33歳なのですね、お兄さんですね。人一倍ストレスや抑圧に弱いのに底辺労働しか選択がなかったら、病みますよ。希望のヒカリへ行きたいっていつも思うんですけど、いつも難しいですね。だからって、彼が経済的にあまり豊かになるべきではないとも思います。

津島さん、今大丈夫ですか?一ファンとして、心配です

No title

あやかさん

 
 篤志家さんの態度は見習いたいですよね。束縛も嫌だったのかもしれませんが、ただ、束縛から解放されるのと、いざというときの庇護者を失うメリットデメリットを天秤にかけたら、明らかにデメリットの方がでかいんで、やっぱり少年院時代の矯正に対する強烈な憎悪が、動機としてあったのだとと私は思います。

 酒鬼薔薇が「逃げた」理由は本人にしかわからないですけど、「自分がなんぼのもんか試したい」なんてのはありがちすぎて、酒鬼薔薇には合わないというか、簡単には頷けないんですよね。

 底辺労働で苦しんできたのには同情します。償いと労働問題を混同してはいけませんから。ただ金持ちはいけないですね。そこは明確な一線があると思います。

全て読ませて頂きました。
津島さん独自の視点からの考察は興味深くかったです。
これからも更新楽しみにしています。

No title

屋良多由哉さん

 ありがとうございます。お母さんを悪者に仕立て上げたことは、酒鬼薔薇の更生に完全に逆効果だったことは、いろんな人に考えてほしいと思いますね。あと一か月半でとりあえず一区切りつける予定ですが、なるべくコメント残していってもらえると嬉しいです。

懇願

犯罪者バトルロワイヤル続きがどうしても読みたいです。何とかラストまで書き上げてください(꒦ິ⌑꒦ີ)楽しみにしてます

No title

ヒロさん

 凶悪犯罪者バトルロイヤルの方は、書いても全然コメントも来ず、閲覧数も落ち込むという中で完全に心が折れて中止に至っています。今後、確実に利益に繋がるという確信が持てない限り再開することはないと思います。
プロフィール

津島 博行

Author:津島 博行
1987年4月3日生 男性
相互リンク歓迎します。

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